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「破産者マップ」閉鎖、「関係者につらい思いさせた」

3/19(火) 7:05配信

ITmedia NEWS

 自己破産した人の氏名や住所をGoogleマップ上にプロットし、地図上で確認できる「破産者マップ」が3月19日未明に閉鎖された。興味本位でアクセスする人も多く、運営者によると、16日時点で1日230万アクセスを記録していたという。

【画像:破産者マップの閉鎖告知】

 サービスをめぐっては、「破産者のプライバシーや名誉を傷つける」などと批判を浴びていたほか、「破産を隠していたのに、ネットで公開されてつらい」といった声が当事者から上がっており、被害対策弁護団も結成されていた。

 運営者は閉鎖に当たってTwitterで、「関係者につらい思いさせた」と謝罪。「公開されている破産者の情報の表現方法を変えるだけで、これほど多くの反応があるとは思わなかった」「もしあなたの隣人が困っていたら、ぜひ助けてあげて欲しい」などと述べている。

1日230万アクセス、大量の削除依頼

 破産者マップは、官報で公開された直近約2年間の自己破産者・破産企業の情報を、Googleマップ上にプロットしたもの。マップ上のピンをクリックすると、破産者の氏名(社名)や住所、破産手続き日などが確認できた。3月15日ごろからネットで話題になり、サーバがたびたび不安定になるほどアクセスを集めた。16日時点で1時間あたり230万アクセスあったという。

 運営者は正体を明かしていないが、「破産者マップの係長」を自称して15日からTwitterを運用。削除申請フォームを設置したことや、大量の削除申請が届いていることなどを明かしていた。削除申請は「15秒に1件」のペースで届いていたという。17日時点で800人のデータを削除したとしている。

 削除申請には、氏名や住所のほか身分証明書の写しや破産に至った事情(200文字以上)、破産後の生活(200文字以上)など詳細な情報が必要な上、申請後に審査もあるとされ、「センシティブな情報を集めすぎだ」などと批判を浴びていた。また、「削除申請は有料」などとかたって金銭を請求する詐欺も起きていたようだ。

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最終更新:3/19(火) 9:01
ITmedia NEWS

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