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日本発の文化「ドール面」 今後、医療的な役割を果たす可能性も?

3/19(火) 8:40配信

オリコン

 今や世界的にも有名な日本のコスプレ文化。その中でも異彩を放っているのがキャラクターの面をかぶってコスプレする、「アニメ面」文化だ。今、その「アニメ面」に「ドール面」という新たな要素も加わり、注目を集めている。その「ドール面」文化のパイオニアで『ワンダーフェスティバル』にも出展している着ぐるみサークル『ぬこ☆パン』の、面の制作を手がける、犬病ぬこ氏、みはしまと氏と、サークルのアクトレスであるふわちょん氏に、「ドール面」文化の拡大と、更なる可能性について話を聞いた。

【写真】これぞ究極の”美”…、ゴシック耽美な世界感で魅了 「ドール面」モデル全身ショット

■「ドール面」愛好者の多くは女性 女性マーケットを開く鍵に

 そもそもキャラクターの面をかぶってコスプレをする文化は、「アニメ面」と「ドール面」に分けられる。素人目から見ると区別は難しいが、「アニメ面」は少女アニメのようなキラキラとした瞳が特徴のアニメ調の面で、「ドール面」は「アニメ面」よりはリアルに作られており、名前の通りドール調の面のことを言う。

 『ぬこ☆パン』は、「アニメ面」と「ドール面」を開発・頒布している着ぐるみサークル。完成品もあるが、ベースとなる“素体”だけでも販売をしており、産声を上げたのは15年前。当時は『涼宮ハルヒの憂鬱』などアニメが今以上に元気な頃で、ハルヒを含むアニメキャラたちそれぞれに応用が利く“素体”を開発。時代時代のアニメに対応した“素体”を作ってきたが、2015年頃ある“革命”が起こる。

 「ドール面の誕生です。いわゆるアニメ系の面ではなく、元は人気ゲームのCGキャラクターのコスプレがしたい場合の面として開発したのですが、それをリアルに作ったところドール風の顔になりました。そして2015年頃のアートイベント『デザインフェスタ』で、少年タイプの面を作り、人気漫画家・萩尾望都先生のようなゴシックで耽美な世界観を表現したところ、多くの人の心に刺さりました」(犬病ぬこ氏)

 そしてこの「ドール面」が爆発的に広がるトリガーとなったのが球体関節人形風の出で立ちでモデル活動を開始した橋本ルル。マネキンよりも柔らかく、人間よりも無機質な「ドールファッションモデル」で16年7月にデビュー。今尚コアなファンから愛され続ける話題の人物だ。

 この“ファッション”という切り口にも理由があるのだろうか。ドール面愛好者の多くは女性だと聞く。これまで『美少女戦士セーラームーン』や『プリキュア』シリーズのようなアニメ系でしか表現がなかったところで突破口を開き、女性へのマーケットを広げる“革命”に。モデルの橋本ルルの影響もあり、『ぬこ☆パン』はファッションブランドからも声が掛かる業界の雄となった。

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最終更新:3/21(木) 15:25
オリコン

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