ここから本文です

スペースX、火星ロケットのプロトタイプ「テスト・ホッパー」の初テスト実施へ

3/19(火) 12:11配信

BUSINESS INSIDER JAPAN

スペースXは火星に人を送るロケットの最初のプロトタイプのテストを行う予定、Business Insiderが文書を確認した。

【全写真を見る】スペースX、火星ロケットのプロトタイプ「テスト・ホッパー」の初テスト実施へ

3月18日(現地時間)、スペースXはプロトタイプ「テスト・ホッパー」の初期テストを実施するようだ。同社施設があるテキサス州の南端、ボカチカ・ビーチ付近の住民に届けられた文書で判明した。

スペースXは2014年、ボカチカにファルコン9ロケット、ファルコンヘビーロケットの発射施設を作り始めた。だがイーロン・マスクは2018年はじめ、ボカチカは新しい火星ロケット・スターシップの「専用施設とする」と述べた。

3月8日、スペースXはホスト・ホッパーの下部を発射台に移動させた。そのすぐ後、エンジニアはトラック1台分の大きさのロケットエンジン「ラプター」をテスト・ホッパーに取り付けた。ラプターは同社が開発した新型の強力なエンジン。

テスト・ホッパーは宇宙空間には到達しない。だがスペースXがフルサイズの(以前はビッグファルコンロケットと呼ばれた)スターシップを作るためにハードウエアとアイデアをテストするための重要なロケット。

スターシップは再利用可能な2つのパートで構成されている。宇宙船「スターシップ」とブースター「スーパーヘビー」だ。2つを合わせた高さは約400フィート(約122メートル)、スターシップは超高温のプラズマから船体を守るために燃料を「放出」する大気圏再突入システムを備える。

マスクが「熱望」する夢のシステムが実現すれば、スターシップは2020年に地球軌道に到達し、2023年に乗員を乗せて月周回軌道を行う。そして2024年には、初めて人類を火星に向けて送り出す。最終的には最大100人の乗員と150トンの貨物を同時に火星に送る予定。

だがまず、スペースXはテスト・ホッパーでスターシップのもととなる基本的なコンセプトを証明しなければならない。

同社広報担当者のコメント、およびボカチカの一部住民に配られた文書によると、スペースXは18日、テスト・ホッパーにエンジンを搭載した状態での初の点火テストを行い、その後すぐに、ロケットを係留した状態で「ホップ」(短時間の垂直離陸と垂直着陸)のテストを行うようだ。

マスクもホップのテストを予定していることを認めた。

「エンジンと船体を統合する際には常に多くの問題が起きる」とマスクはツイートした。

「最初のホップを行う、だがごく短時間のものになる」

1/2ページ

最終更新:3/19(火) 12:11
BUSINESS INSIDER JAPAN

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事