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消防署のない町で広がりつつある“民間の救急救命士”の取り組み

3/19(火) 14:00配信

MBSニュース

救急救命士の有資格者を生かせる仕組みを

現在、美郷町の救急業務を支えている民間の救急救命士とは、どんな人たちなのでしょうか。

Q.みなさんお若いですね?
「若い社員が今年度も入社してきた」(日本救急システム・救急救命士 藤井汐里さん)
Q.全員20代?
「ここにいるのは全員20代」

東京の大学で救急救命士になる勉強をしていた藤井汐里さん(25)。卒業後、縁もゆかりもない美郷町に移住しました。

「(学生時代に)見学に来た時に、美郷町民の方と触れ合って温かさと優しさを感じたのと、何よりも救急救命士を必要としてくれている。私が勉強していることは、こういった場所で生かすべきだと感じた」(藤井汐里さん)

奈良県出身の三好将寛さんは、救急救命士の資格を取得したものの、地元の消防署の採用試験に落ち夢をあきらめかけていたそうです。

「中学生の時に兄が交通事故で亡くなって、そこからどうしても救急救命士になりたいという思いがあった。(美郷町では)消防署と同じような活動ができるので、自分の小さいころから夢見ていた活動ができている。とてもやりがいのある仕事」(日本救急システム・救急救命士 三好将寛さん)

美郷町のような僻地で救急救命士が必要とされている一方で、資格を生かしきれていない人たちが多くいると、日本救急システムの白川さんは指摘します。

「救急救命士という資格は大学や専門学校で取得できるんですが、実際に消防署で働くには、各自治体の公務員試験を受けないといけない。消防職員の枠から外れてしまった有資格者はたくさんいる。(消防署以外でも資格を)十分に生かせるようなシステムがあれば、より日本の救急医療は発展していくのではないかなと考えています」(日本救急システム・代表取締役 白川透さん)

(3月18日放送 MBSテレビ「ちちんぷいぷい」内『辻憲の「コレだけ」ニュース』より)

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最終更新:3/19(火) 14:00
MBSニュース

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