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中国産マグネ地金、ジリ高基調強まる。需給タイト、原料高で

3/19(火) 6:03配信

鉄鋼新聞

 中国産マグネシウム地金価格はジリ高基調が強まっている。足元の日本向け価格(CFR、船賃込み本船引き渡し条件)はトン当たり2800~2830ドルと、前回から約100ドルほど上伸した。炭鉱事故による供給量減少、またコストの多くを占めるフェロシリコン相場が上昇していることを反映した。
 中国は1月に中国陝西省・神木炭鉱事故、2月に内モンゴル自治区・シリンゴル盟炭鉱事故と2度の炭鉱事故が発生したことで、石炭採掘が一時停止。マグネシウムはコークスの生産で発生するガスを使用するため、マグネシウム工場は減産対応となり需給がタイト化。主要生産地である中国・陝西省の2月生産量は前月比814トン減の4万6720トンとなった。
 非鉄専門商社・タックトレーディング(社長・上島隆氏)によると「マグネシウムは陝西省特に府谷地区で集中生産されているため、中央政府および陝西省の政策変化、あるいはマグネシウム生産に関係ある原料(石炭など)事故や事件、需要によって人為的・心理的に影響しやすくなっている」とみられている。陝西省府谷地区においては生産再開がされていない工場もあってジリ高基調が続いている。
 また、原料のフェロシリコン相場も上伸。3月の中国内の入札においては約300元(5千円)高で落札されている。目先は全国人民代表大会閉幕後に「石炭生産について緩和方針に転換するかが注目」(同)とされる。

最終更新:3/19(火) 6:03
鉄鋼新聞

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