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【特集】レオパレスに提示された修繕費にオーナー困惑 台風で屋根が飛んだアパート

3/19(火) 13:00配信

MBSニュース

修繕費用の見積もり「8100万円」に困惑

ところが、西尾さんを驚かせたのはこれだけではありませんでした。

「いや、まさかと思うような金額だったので」(西尾さん)

台風が過ぎ去った2か月後の去年11月、レオパレス側から修繕費用の見積もりが届きました。提示された金額は、屋根や部屋の修繕費用にレオパレスの不備により設置されていなかった耐火構造の改修費用を加えて、あわせて8161万円というものでした。

「ちょっと8100万円っていう…当時20年前に新築で建てたときの値段ぐらいになってますね」(西尾尚浩さん)

そもそもレオパレスは、一般から募ったオーナーに建築費用などを支払わせてアパートを建設し、レオパレスはアパートを一括で借り上げて入居者に転貸しします。オーナーは管理業務をレオパレスに任せて家賃収入を得ることができますが、災害などで建物に修繕の必要が生じた場合はオーナーが費用を出して修繕しなければなりません。

地元の工務店「最大で5070万円」

あまりにも高額な費用に困惑した西尾さんは、地元の工務店に相談しました。

「ほんで、金額いくらやったん?って聞いたら、この金額を聞いたから。それはちょっとおかしいやろと。5070万円ですよ。(Q.最大でも?)最大マックスちゃいます?」(工務店を営む知人)

工務店の出した見積り額は「最大でも」5070万円。こちらも、建物の修繕に耐火構造の改修費用を加えた額ですが、レオパレス側から提示された額よりも、3000万円以上安い金額でした。ところが、西尾さんがこの工務店に修繕を依頼したいとレオパレス側に伝えると…

「私(地元の工務店)の方で建てると、うち(レオパレス)が建てたものと違うので、それに関してはもう保証もできないと。今までの通りの契約はできないと」(西尾さん)

なんと、レオパレス側が指定した業者を使わないならオーナー契約を解除すると告げられたのです。

西尾さんは、レオパレスの指定した業者で工事を行わないと本当に契約を解除されてしまうのでしょうか?賃貸契約に詳しい弁護士は…

「今回の修繕っていうのが、屋根がつぶれて建物自体を修繕しないというものなので、オーナーさん側に修繕義務がある。修繕義務がある方が施工業者を選ぶ権利がもちろんある。レオパレス側に施工業者を選ぶ権利はないので、それが原因で(契約を)解除されるということは解除原因には当たらない」(グラディアトル法律事務所 森山珍弘弁護士)

弁護士は、オーナーである西尾さんに施工業者を決める権利があると指摘します。

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最終更新:3/19(火) 13:00
MBSニュース

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