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大ヒット中のアリアナ「7リングス」、元ネタの「私のお気に入り」作者側に印税9割

3/20(水) 22:20配信

bmr.jp

大ヒット中のアリアナ「7リングス」、元ネタの「私のお気に入り」作者側に印税9割

大ヒット中のアリアナ「7リングス」、元ネタの「私のお気に入り」作者側に印税9割

全米シングル総合チャートで通算6週目の1位を獲得するなど大ヒットを記録しているアリアナ・グランデの“7 rings”だが、著作者に支払われる印税の9割が、元ネタとなっている“My Favorite Things”の作者側に支払われる契約となっていることが明らかになった。

アリアナ・グランデは2月8日、前作『Sweetener』からわずか半年という短いインターバルでニュー・アルバム『thank u, next』を発表。大ヒットを記録しているが、そのリード曲として今年1月に発表されたのが“7 rings”だ。今年2月2日付の全米シングル総合チャートで初登場1位を記録し、5週連続で1位になった後、一時はトップ3内にダウンしたが、最新の3月23日付チャートでは再び1位に返り咲き、通算で現在6週目の首位を手にしている大ヒット曲だ。

この“7 rings”は、やはり初登場で1位となり、通算7週に渡って全米シングル総合チャート1位を制した表題曲“thank u, next”と同じ布陣で制作された楽曲だが、印象的なのは、65年の名作映画『サウンド・オブ・ミュージック』で歌われた“My Favorite Things”(「私のお気に入り」)を大胆に借用している点で、スタンダードとして今なお親しまれる名曲を、現行トラップ・ヒップホップのサウンドとフロウと融合させたような楽曲となっている。

そしてこの“My Favorite Things”使用にあたっては、厳しい条件が突き付けられていたようだ。New York Times紙が報じたところによると、“My Favorite Things”の作者であるリチャード・ロジャースとオスカー・ハマースタイン2世のふたりに、“7 rings”の著作権印税の9割が支払われるという契約になっているという。作者の双方とも故人であり、具体的にはロジャース&ハマースタインのカタログを扱っているConcord Musicが印税を受け取る形となる。この報道は、米Billboard誌も事実と確認したと報じている。

New York Times紙によると、この契約は、“7 rings”をリリースする数週間前にすでに締結されていたという。アリアナ・グランデの所属レーベル Republic Records側が“My Favorite Things”の使用許諾を求めた際に、Cocord側が9割のロイヤリティを要求し、この条件を飲んだとされている。“7 rings”には、ロジャース&ハマースタインの他に、アリアナ・グランデら8人がソングライターとして名を連ねており、10人の著作者がいる形になるが、著作権印税のほとんどがロジャース&ハマースタイン側に支払われることになる。

通常はこれだけの割合になることは珍しく、グウェン・ステファニーが2006年の楽曲“Wind It Up”において、同様に『サウンド・オブ・ミュージック』から“The Lonely Goatherd”(「ひとりぼっちの羊飼い」)をサンプリングおよび引用した際は、ロジャース&ハマースタイン側の著作権印税は50%だった。New York Times紙によれば、アリアナ側は再交渉をすることなく条件を受け入れたとのことで、訴訟トラブルを回避する意図があったのではと見られる。

なお、今回の著作権印税については、レコーディング・アーティストとしてアリアナ・グランデが受け取るロイヤリティ(いわゆる「アーティスト印税」)とはまた別のものとなる。New York Times紙はRepublic Recordsを通じてアリアナ・グランデにコメントを求めたが、返答はなかったとのこと。

最終更新:3/20(水) 22:20
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