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貴景勝、大関M2給金「脳みそがいい判断」で鶴竜初撃破 次の相手は全勝白鵬

3/20(水) 6:00配信

デイリースポーツ

 「大相撲春場所・10日目」(19日、エディオンアリーナ大阪)

 大関とりに挑む関脇貴景勝が横綱鶴竜を引き落とし、4度目対戦で初撃破した。勝負の上位戦開始でいきなり横綱から大きな1勝。勝ち越しを決め大関昇進ノルマの10勝へあと2勝に迫った。11日目、白鵬戦で横綱連破を目指す。白鵬は関脇玉鷲を逆転の突き落としで初日からの連勝を10に伸ばし単独トップを死守。平幕逸ノ城が大関高安との1敗対決を制し9勝目。全勝白鵬を1敗で逸ノ城、碧山の平幕2人が追う。

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 万雷拍手に座布団が乱舞する。苦笑いの鶴竜と対照に、22歳、貴景勝は表情一つ変えない。覚悟を決め、気迫で横綱から1勝をもぎ取った。

 過去3戦全敗も「初対戦の気持ち」と心はぶれなかった。突き放して下から攻め込んだ。突き押しの激しい応酬に絶対に引かない。圧力をかけ徐々に前進。後退した横綱が最後は足を滑らせた。

 「自分の相撲が取れた。始まったら夢中でやった。自分が緊張する必要はない。体が勝手に動いた。脳みそがいい判断してくれた」。支度部屋では淡々と振り返った。

 大関とりの今場所、昇進ノルマは10勝。5連勝で勝ち越しを決め、あと2勝で到達する。昇進を預かる審判部の阿武松部長(元関脇益荒雄)は「星数より内容が大事」と上位相手の内容を求めてきた。2横綱、3大関との上位戦が始まって、いきなり横綱を撃破した意味は大きい。

 八角理事長(元横綱北勝海)からも「辛抱勝ち。先に、思い通りにって感じじゃないかな。引かせるというね。自信がある。立派ですよ」と絶賛された。

 幼少期、父・一哉さんからボクシングの元世界王者・ファイティング原田の生きざまを説かれた。「体もない、リーチもないけど、めちゃくちゃ練習した。最初、ボコボコにされても気合で立ち直る」。幕内で決して大きくはない身長175センチ。最後は気合と根性が勝負だと心に刻む。

 11日目、全勝でトップを走る横綱白鵬戦にも「しっかり準備するだけ」といつも通り。先場所に続く連倒で大関に王手をかける。

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