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ソフトバンク傘下のLINEモバイルが、なぜau回線を追加するのか? 嘉戸社長に聞く

3/20(水) 13:27配信

ITmedia Mobile

 2018年3月にソフトバンク傘下になったLINEモバイルが、新体制になってから、間もなく1年を迎えようとしている。7月には、ソフトバンク回線のサービスも開始。グループ内では“第2のサブブランド”と位置付けられ、Y!mobileではカバーできないユーザー層を取り込んでいる。MVNOが逆風にさらされている中、同社の契約者獲得は堅調だ。

LINEモバイルの純増数

 そんなLINEモバイルが、この春からau回線を追加する。自社で基地局などの設備を持つソフトバンクのグループ会社でありながら、あえて他のMNOから新規で回線を借りるという大胆な戦略が注目を集めた。このタイミングでau回線を追加する意図はどこにあるのか。LINEモバイルの嘉戸彩乃社長にお話を聞いた。

「1Mbps以上」が評価されてソフトバンク回線が急増

―― ソフトバンク回線のサービスを始めてから、半年以上がたちました。ここまでの手応えや実績を教えてください。

嘉戸氏 7月に始めて、まだ短期間ですが、純増数は3倍ぐらいになっています。中身で言うと、オンラインもオフラインも3倍ぐらいに伸びています。全方位ですね。オンラインだけであれば、昨年(2018年)10月ぐらいから、新規契約で楽天モバイルさんやmineoさんも超えるようになりました。

 ソフトバンク回線とドコモ回線のどちらが多いのかと気になる方もいるかもしれませんが、現状では、ソフトバンクがちょっと多いぐらいですね。ドコモ回線は、もともとドコモだった方が選ばれています。一方で、ソフトバンク回線は、もともとソフトバンクの方に加えて、他のMVNOから移ってくる方もいます。(混雑時にも)1Mbps以上が安定して出るということで、普通のMVNOより速いという理由で選ばれるようです。

―― それを合計すると、ソフトバンク回線の方が多くなるということですね。サービス開始時に発表した、「格安スマホ最速チャレンジ」はどうなりましたか。

嘉戸氏 まだお昼は頑張って1位を出そうとしています。どういうコンテンツだったら、どういうスピードが必要とされるのかを見ていて、現状では1Mbpsあれば、ほとんどがうまく使えます。3Mbpsや5Mbps以上になってくると、体感があまり変わりません。あくまで、今のコンテンツではという話ですが、アプリ側も制御の仕方がうまくなってきていて、例えばYouTubeも帯域に合わせて流すデータ量を変えるようなことをやっています。ただ、ドコモ回線では、それが全然できていません。速度も普通のMVNOと変わらないと思います。

―― ソフトバンク回線を提供する他のMVNOと比べると、割合も高いような印象を受けます。

嘉戸氏 確かにmineoさんや日本通信(b-mobile)さんもソフトバンク回線をやっていますが、それらと比べると非常に多いですね。ただ、(MVNO全体の)シェアではドコモの方が多い。次にauが多いということで、au回線を始めることにしました。今ドコモをお使いの方は、やはりドコモ回線を選ばれます。きっとauもそうなるんじゃないかと思っています。

―― なぜ、もともと使っていたところと同じ回線を選ぶのでしょうか。ソフトバンク回線の方が速度も速いのに。

嘉戸氏 「ネットワークを変えるとどうなっちゃうんだろう」という不安を1つでもなくすためには、利用中のネットワークと同じところを使えた方がいいですよね。後は端末の話もあると思います。今は端末のライフサイクルが長くなっているので、端末そのままで、しかもSIMロック解除なしで料金を安くしたいというのはあると思います。そもそも、SIMロック解除が何かが分からない。かといって機種変更もめんどくさいけど、安くしたい。一般のお客さま目線で考えると、そういうところじゃないかなと思います。

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最終更新:3/20(水) 13:27
ITmedia Mobile

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