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NEXCO中日本、“横360度・縦90度”自在に動くカメラで橋梁桁接合部などの死角点検が可能なドローン

3/20(水) 14:20配信

スマートジャパン

 NEXCO中日本グループの中日本ハイウェイ・エンジニアリング東京は、「ジャパン・ドローン2019(第4回)」(会期2019年3月13~15日、幕張メッセ)に出展し、橋梁(きょうりょう)点検に特化したドローン「SCIMUSシリーズ」の「SCIMUS-03」を展示した。

SCIMUS-03による構造が複雑な桁接合部の調査

構造が複雑で、ドローン撮影が難しい上部工の下面に対応

 中日本ハイウェイ・エンジニアリングのドローンSCIMUS(スキームス)は、Structure Check & Investigation Multi Copter Systemの略で、ドローンに高解像度カメラを積載し、高速道路の構造物を連続で空撮してコンクリートのひび割れなどの異常を効率的に発見するドローン技術。

 ブースで実機が披露されたSCIMUS-03は、検査路の無い桁間など、地上から死角となる部分の調査に活用するドローン。橋梁下面の「主桁」「トラス桁間」「支承」「鈑桁」などの従来手法では目視が難しく、ドローンでも1方向からの撮影では現況が確認できなかった部分の撮影が実現する。

 機体は、上向きと下向きのカメラタイプがあり、上/下それぞれ90度のチルトユニットを搭載。さらに360度回転ユニットも装備し、縦90度/横360度のあらゆる方向から的確な撮影が行える。カメラは、高解像度で高画質な画像を取得。カメラ映像は、地上のモニター(FPV:First Person View)で確認しながら、適切なタイミングでシャッターを切ることができる。

ドローンの上下の動きを抑制し、安定した撮影が可能に

 また、構造が複雑な上部工に接近するため、プロペラガードを備えており、軽微な接触でも機体にダメージを受けない。暗い部分の撮影となるため、ストロボも装着し、撮影に必要な照度を確保する。

 特許出願中の「床版接触撮影工法」は、機体上部に取り付けられた“接触ポール”で、ドローンが上下する動きを抑制。構造物にポールを付けて安定したホバリングをしながら撮影することができる。

 なお、他のSCIMUSシリーズは有線タイプで、01は地上高が50~100m(メートル)で、幅員が広く、点検車両のアクセスが難しい“床版”や海上/河川上などの床版を対象。有線のため、電源供給で長時間のフライトができる利点がある。02は、橋梁下部の橋脚や支承の点検用途として、新東名高速などのインフラ点検で活用されている。

スマートジャパン

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