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デイズで検証されなかった私の性被害 広河氏のような“権力者“をもう生まないで

3/20(水) 5:40配信

BuzzFeed Japan

休刊を発表したフォトジャーナリズム誌「DAYS JAPAN」は3月20日発売の最終号で、同誌発行人だった広河隆一氏の性暴力に関する報道を受け、検証委員会の報告を掲載した。【BuzzFeed Japan / 小林明子】

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最終号は二部構成で、第一部は「広河隆一 性暴力報道を受けて 検証委員会報告」とし、広河氏本人に聞き取りをしている。

広河氏は雑誌『創』4月号に寄せた手記と同様に、女性の同意があったと捉えていたと語ったうえで、自らの意識の変化に言及している。

「私が自分の地位や権力によって、女性とつきあいたいと考えたときに、相手は私の立場ゆえに、明確なNOを意思表示できない状態に置かれ、無意識にこうした目に見えない暴力を感じている可能性が高いということも知りました」

第二部は、メディアで働く女性ネットワーク代表世話人の林美子さん責任編集のもと「DAYS JAPANとは完全に独立した編集体制」で制作。性暴力やハラスメントが起こる構造や性的同意について、京都大学名誉教授の伊藤公雄さん(社会学)やジャーナリストらのインタビューを掲載している。

中断した実態調査

最終号の川島進・発行人兼編集人は巻頭挨拶で、「会社内部や、会社の立場を代理する弁護士による自己検証では不十分であり、会社から完全に独立した第三者による検証委員会方式が、最も適切であるとの考えに至りました」と述べ、休刊後も検証を続け、ホームページ上で最終報告をするとしている。

検証報告をめぐっては、昨年末に就任した代理人を責任者として被害の実態を調査すると発表したにも関わらず、1月に代理人を解任。編集長も辞任し、社員たちも2月末までに退職したため、調査が宙に浮いた経緯がある。

大学生のときに広河事務所でアルバイトをし、広河氏から性的被害を受けた女性Dさんは1月、DAYSの調査に協力し、被害を証言した。だが、最終号ではDさんのような個別の被害については触れられていなかった。

Dさんは、実態調査の杜撰さを指摘するとともに、13年前の被害についてBuzzFeed Newsに証言した。

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最終更新:3/20(水) 5:40
BuzzFeed Japan

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