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ピエール瀧出演の『麻雀放浪記2020』、ノーカットで公開へ 東映が発表

3/20(水) 10:05配信

ハフポスト日本版

映画配給大手の東映は3月20日、麻薬取締法違反の疑いで逮捕されたピエール瀧容疑者が出演する同社配給の「麻雀放浪記2020」について、予定通り4月5日に公開すると発表した。瀧容疑者の出演シーンについてもノーカットで公開するという。

同作をめぐっては、瀧容疑者の逮捕を受けてレコード会社が関連商品の販売を自粛するなど波紋を広げており、公開の行方に注目が集まっていた。

20日朝、東映・代表取締役社長の多田憲之氏と、同作の監督を務めた白石和彌監督が記者会見を開き、公開決定の判断に至った理由などを説明した。

多田社長は、賛否両論の意見が寄せられることは覚悟しているとしながら、「劇場での上映は有料であり、かつ鑑賞の意志を持ったお客様が来場し鑑賞するというクローズドなメディアでありますので、テレビ放映またはCM等とは性質が異なります」と述べた。

製作委員会や関係各社と協議をした結果、劇場公開の決断に至ったという。

また、出演者が不祥事を起こした際に劇場公開などを自粛する風潮についても触れ、「スタッフ皆で総力を挙げて作ったものをボツにしていいのかということに関しては疑問を持っていた」と考えを述べた。

「私自身も悩んだ。コンプライアンスという問題もある」としながら、「映画会社の責任として公開したいと社員に話し、(作品に関わる)皆さんを説得しましょうとなった」と話した。

なお、作品のポスターや上映前のテロップで、ピエール瀧容疑者が出演していることを明記するという。

監督を務めた白石和彌監督は、『凶悪』や『孤狼の血』などでピエール瀧容疑者とは何度もタッグを組んできた。「一緒に映画を作ってきた仲間がこういう犯罪を犯してしまったことに対して大変驚いた」と話し、「強い憤りを感じる」と葛藤を吐露した。

その上で、「(禁止薬物は)絶対犯してはいけないという犯罪と思うが、作品そのものには罪はないんじゃないか」と考えを述べ、「嬉しく思っているとは言えないが、東映さんはじめ委員会各社の判断があって公開できることに、まずはホッとしているのが正直な気持ちです」と話した。

また、作品が”お蔵入り”する風潮については、「議論なく一様に決まったかのように蓋をしてしまうことはよくないのではと個人的に思います」とも述べた。

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最終更新:3/20(水) 10:28
ハフポスト日本版

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