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女性ホルモン 雄の性機能抑制 岡山大大学院の坂本准教授ら確認

3/20(水) 8:11配信

山陽新聞デジタル

 岡山大大学院の坂本浩隆准教授(神経内分泌学)らの研究グループは、雄のラットに女性ホルモンの一種・プロゲステロンを投与すると、性機能をつかさどっている脊髄内の神経回路の働きが弱まることを確認した。

 雄の性機能には男性ホルモンが密接に関係することが知られているが、女性ホルモンがどう関与するかは明らかではなかった。雄にも女性ホルモンはあり、坂本准教授は「勃起不全やうつなど、ホルモンのバランスが崩れて生じる病気の治療に応用できる可能性もある」としている。

 坂本准教授らは、性ホルモンの分泌が活発化するラットの思春期(生後30日ごろ)に、雄では男性ホルモンが増えて性機能をつかさどる神経回路の働きが高まるのに対し、雌では高くならないことに着目。雌で大量に分泌される女性ホルモンがこの神経回路に影響していると仮定して実験した。

 プロゲステロンを雄のラットに投与し続けると、性機能を高める神経伝達物質が作られにくくなり、神経回路の働きが低下した。ヒトの培養細胞に投与した実験でも同様の結果が得られたため、女性ホルモンが神経回路の働きを弱めていると結論付けた。

 坂本准教授は「今後、脳と脊髄内の神経回路がどのような関連を持つのか調べたい」と話している。

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