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ZOZO離れは鎮まる アパレル業におけるプラットフォーマーの強さ

3/20(水) 16:00配信

マネーの達人

ZOZO離れは鎮まる見通し

しかし、市場のこの反応を見るにZOZOの将来業績は過剰にネガティブ視されていると思われる。

ZOZO離れは今後鎮まる可能性が高いとみるからだ。

ZOZOはまず、原因となった会員制サービスを見直した。

具体的には、割引価格の表示方法を3パターンに拡充してブランド毀損の防止に配慮した。

加えて、取引先から見ればそうはいってもやはりZOZOTOWNからの撤退はハードルが高く、オンワードや4℃が抜けたからといって多くの企業が合理的に進められるわけではない。

それなりに資本や人材のある企業ならば通販サイトを自前で構築・運営することができるが、そうした余地のない企業では受注~発送といった一連のフローを限られた資源で効率化するのは一筋縄ではいかない。

中堅・中小・零細企業が数多くひしめくアパレル業界では、むしろ後者のような企業の方が多いと思える。

また、知名度アップに向けた宣伝費も大きな負担となる。

自前でオンライン販売基盤を整備したものの、知名度不足により当初想定していた収益を上げることができず、しまいにはソフトウエア資産を減損処理するというケースは少なくない。

こういった問題はアパレル各社も十分把握しているとみられ、ZOZO離れを決める経済的・心理的ハードルは非常に高いと思われる。

ZOZO離れに対する懸念は払しょくされたわけではないが、ZOZOTOWNというプラットフォームにおける取引先・消費者から見た利便性の高さは健在だ。

2月以降、株価は2000円を下値抵抗線のサポートに推移しており、売り一巡感が見てとれる。

今後の反転を期待するのも大いにありかもしれない。(執筆者:高橋 清志)

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最終更新:3/20(水) 16:00
マネーの達人

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