ここから本文です

中国が通商協議で積極姿勢を後退、米当局者が懸念

3/20(水) 4:14配信

Bloomberg

(ブルームバーグ): 米中貿易協議で中国側が米国の要求に抵抗しているとの懸念を、複数の米当局者が抱いている。事情に詳しい関係者が明らかにした。合意に向けた協議の進展は鈍いという。一方で、トランプ大統領は再選の可能性を高め得る米中合意の実現に楽観的な見解を示した。

関係者のうち2人が匿名を条件に語ったところによれば、中国の交渉担当者は知的財産に関する政策の変更には同意しながらも、中国製品への関税を撤回するとの確約をトランプ政権から得られていないとみて、スタンスを変えている。

中国はまた、医薬品のデータ保護を巡る当初の約束を後退させたほか、「パテントリンケージ」改善計画の詳細を示しておらず、データサービスに関する問題でも譲歩を拒否している。米国の見解について知る関係者1人が述べた。中国側は、通商合意で規定されるルールは中国の法律に準拠する必要があるとの文言を盛り込もうとしているという。

トランプ大統領は19日、ホワイトハウスでブラジルのボルソナロ大統領と共同記者会見に臨んだ際に受けた質問に対し、「中国との交渉は極めて順調に進んでいる」と述べた。

政府高官が匿名条件に明かしたところによると、通商代表部(USTR)のライトハイザー代表とムニューシン米財務長官は合意取りまとめを目指し、3月25日の週に北京を訪問し中国高官との協議に臨む。両氏は中国の劉鶴副首相と19日に電話でこの計画に同意。劉副首相はその後に訪米するが、日程はまだ確認されていない。訪米計画は19日に米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が先に伝えた。

同高官は協議が順調で、向こう数週間でまとまる見通しだと述べた。

中国の商務省と国務院新聞弁公室に通商協議についてコメントを求めたが、現時点で返答はない。ホワイトハウスの広報担当者にもコメントを要請したがこれまでに返答を得られていない。

原題:U.S. Said to See China Trade Pushback as Trump Touts Talks (2)(抜粋)

(c)2019 Bloomberg L.P.

Jenny Leonard, Saleha Mohsin, Jennifer Jacobs

最終更新:3/20(水) 8:57
Bloomberg

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事