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負けられないコロンビア戦。ブラインドサッカー日本代表・川村主将「求められていることはゴールを決めること」

3/20(水) 7:00配信

ゲキサカ

 2020年の東京五輪パラリンピックにむけた「プレ・パラリンピック」と位置付けられる「IBSA ブラインドサッカーワールドグランプリ 2019」が19日、開幕した。日本代表はグループリーグ初戦でロシア代表と対戦し、0-0で引き分けた。きょう20日に日本代表が得意としない独特の個人技の強さを持つコロンビア代表、21日に世界ランク4位のスペイン代表との対戦を控え、多くのチャンスを作ったロシア戦に勝って滑り出したかっただけに、もったいないドローだった。

 主将の川村怜は、むしろ思うようなスタートを切れなかったことで、いい緊張感を力に変えるつもりだ。

「勝ちきれなかった思いをすべてコロンビア戦にぶつけて、死ぬ気で戦って、絶対に勝利をつかみたい。ゴールを決めることが僕に求められている。チームが勝つために自分が出来ることをすべて尽くしたい」

 思えば1年前のこのワールドグランプリで味わった悔しさを、練習のエネルギーに変えてきた。昨年は3試合で1ゴール。川村は満足していなかった。

「あの大会は、もっととれたと思うんです。自分の存在感で相手にとって脅威になる選手になりたいと思いました」

 ゴールをとるために必要なスキルを地道にトレーニングを積んできた。相手に触らせずにシュートを放つため、代表合宿以外でもボールの置き場所や腕や体の使い方に至るまで、高田敏志監督や上林知民コーチらから定期的に指導を受けてきた。負けられない戦いの中でその成果を出すときがやってきた。

 満足のいくスタートが切れなくても、最終的には結果を残したい。そのために、川村に個人指導をしてきた高田監督はロシア戦で目の前の結果を求めつつ、先も見据えた采配をした。前日の公式練習で8割近い確率でシュートを決めていた黒田智成をこの試合で2度、ベンチに下げ、休ませた。黒田の心拍数を交代の判断材料に使う徹底ぶりだった。

「黒田のパイパフォーマンスを100%継続させるためです。もともと常に100%でプレーしてしまうので、落ちるときに一気に落ちてしまう。代わりに出した加藤健人と佐々木康裕は最初から使うつもりでした」

 40歳になった黒田の体力を考慮すると、残り5日で4戦するハード日程の中でハイパフォーマンスをずっと維持するのは難しい。いろんな状況を想定して、二の矢、三の矢を放つ準備は、東京五輪本番でも必要になる。ワールドグランプリはそのシュミレーションの場でもある。高田監督は負けられないコロンビア戦を前に、こう誓った。

「(ロシア戦は)意図したように攻撃できたが、あとはシュートだけでした。内容も大事だけど、上に行かないと意味がない。(コロンビア戦は)落とせないので勝てる準備をします」

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最終更新:3/20(水) 7:00
ゲキサカ

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