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AA=上田剛士×BALZAC HIROSUKEによるコラボ曲と真摯に向き合う

3/21(木) 13:01配信

M-ON!Press(エムオンプレス)

■HIROSUKE(BALZAC)をゲストに迎えた、AA=コラボ楽曲第4弾「DEEP INSIDE」

【画像】配信シングル「DEEP INSIDE」ジャケット

AA=にとって昨年の配信シングル「SAW」以来、3ヵ月ぶりに配信された新曲「DEEP INSIDE」。BALZACのHIROSUKEとのコラボレーションとなった楽曲を考察する。

去る2月にAA=恒例の対バンシリーズギグ『AA=VERSUS LIVE ~ X-FADER #666 ~』でBALZACと競演したおりに初披露された楽曲。作曲はAA=の頭脳・上田剛士、作詞はHIROSUKEと、AA=のボーカリスト白川貴善(BACK DROP BOMB / Noshow)である。

上田とBALZACの付き合いは古く、上田がTHE MAD CAPSULE MARKETS在籍時代に共にツアーを回るなど、20年以上にも及ぶ。上田とHIROSUKEはプライベートでも親交があり、ほとんど毎日のように連絡を取り合うほどの仲だという。

2009年には上田がBALZACのミニアルバム『Paradox』を全面プロデュースしているが、共作という形で楽曲を発表するのはこれが初めてだ。

■シーンにおけるイノベイター、パイオニア同士が手を組むということ
ホラー映画のイメージやビジュアルと、パンクロックのラウドなサウンドをかけ合わせた唯一無二の“ホラーパンクバンド”として活躍するBALZACは、サウンド面で上田剛士に大いに影響を受けているのは自他共に認めるところだが、バンドとしてのあり方やイメージ、コンセプトは違っても、共にシーンにおけるイノベイター、パイオニアであることに大いに共通点がある。

かたや打ち込みを使ったラウドロック=デジタルハードコアの日本における先駆けである上田と、ホラーパンクシーンのイノベーターであるBALZAC。共に早くから積極的に海外進出を図り、実績を残してきたという共通点もある。その両者がこうして改めて手を組むことで、それぞれがラウドロックシーンに果たしてきた役割や功績が、改めて再評価されることにも繋がるはずだ。

■固く結ばれた友情とリスペクトの絆を確認し合ったような熱いナンバー

そして、肝心の楽曲はといえば、いかにもAA=らしく細かく刻まれるテンポの速いジャングル~ブレイクビーツと、分厚く緻密で重厚な音像がダイナミックに突進するデジタルハードコアサウンド、HIROSUKEと白川貴善のダイナミックなかけ合いボーカル、BALZACらしいポップでキャッチーなサビのメロディ、吸血鬼(BLOODSUCKER)が押し寄せるホラーな世界観のリリックが一体になった、まさしく両者の良いとこどりの豪華幕の内弁当みたいなサービス精神たっぷりのキラーチューンだ。

ライブでの会場一体となったシンガロングが容易に想像できる痛快な曲である。THE MAD CAPSULE MARKETSからAA=と、上田が追求してきたモダンハイテックなハードコアの完成形でもあるし、BALZACがやってきたポップなホラーパンクスタイルの完成形でもある。

両者が火花を散らしてぶつかり合ったというより、固く結ばれた友情とリスペクトの絆を確認し合ったような熱いナンバーは、あらたなアンセムの誕生を予感させる。

ぜひ今後も両者のライブで歌い続けてほしい痛快な楽曲だ。

TEXT BY 小野島 大

【リリース情報】
2019.02.08 ON SALE
DIGITAL SINGLE「DEEP INSIDE」

2019.03.27 ON SALE
Blu-ray & DVD『THE OIO DAY』
SPEEDSTAR RECORDS

最終更新:3/21(木) 13:01
M-ON!Press(エムオンプレス)

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