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トイレ後は要注意 突然起きる脳貧血

3/21(木) 8:10配信

テレ東プラス

今回「テレ東プラス」で取り上げるのは、「脳貧血」。早速、同番組のレギュラー・秋津壽男医師にお聞きしました。

トイレ後は要注意!脳にも貧血がある?

Q:30代男性です。居酒屋で1~2杯飲んだ後にふらつきを感じ、トイレに向かう途中で倒れて気を失ってしまいました。しばらくして意識は戻りましたが、救急車を呼ぶ騒ぎに......。これまで飲酒中に倒れた経験はなく、酒量もあまり多くはありません。ネットで調べてみたところ「脳貧血」という病症があるようですが、どのような状態を指すのでしょうか。

―― 脳貧血とは貧血の一種ですか。

「貧血は“血が足りない“病気で、文字通り血液の量が足りない人と血が薄い人がいるのですが、ほとんどの場合は後者で全身に酸素を運べない状態をいいます。朝がつらいという女性や、走ったりすると体がすぐに疲れるという人によくみられるのが、こうした全身の貧血ですね。一方、相談者が気にしている脳貧血は、体は健康で貧血ではないけれど、一時的に脳に酸素がいかなくなる状態です。脳にはたくさんの酸素や糖が必要なため、普段は多くの血液が送られていますが、ある条件が重なると、手足には血液がいっても脳にはいかなくなるんですね。その状態が突然起こるのが脳貧血です。脳貧血は、血圧が急に低くなる、脈拍が急に遅くなるという2つの理由で起こります」

―― 脳貧血になる原因をもう少し教えてください。

「まず血圧が低くなるのは、血管が広がったから。お酒を飲む、お風呂に入って体が温まる、暖かい部屋に入る、座った状態から急に立ち上がって頭の位置が高くなるというようなことがあると、血圧はすっと下がります。本来私たちの体は、突然立ち上がっても一瞬のうちに血圧を上げ、脳に十分血液がいくようにできていますが、お酒を飲んでいたり、お風呂に入ったりして血管が広がっていると、それが数秒遅れてしまうことがあります。また、そうした調整自体がうまく機能しない人もいます。いわゆる自律神経系の起立性調節障害です。ゆっくり立ち上がれば問題ないのですが、急に立ち上がると血圧がついていけない。例えば、上の血圧(収縮期血圧:血液を送り出すときの圧)が120 mmHgくらいの人が立ち上がった瞬間90 mmHgくらいに落ち、3~5秒経つとゆっくり脳に血流が追いつく、というのが一番多い脳貧血のパターンです」

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最終更新:3/21(木) 8:10
テレ東プラス

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