ここから本文です

なぜガソリン価格違う? 街中とSA/PAの価格に差がある理由

3/21(木) 7:30配信

くるまのニュース

ガソリン価格が高速道路で高い理由とは

 街中でガソリンを入れる場合、「できるだけ安い」ガソリンスタンドを探すのがドライバーの心情です。しかし、遠出などで、高速道路を利用するとサービスエリア・パーキングエリア(以下:SA・PA)にあるガソリンスタンドの価格に驚くことも少なくありません。

「いきなり高くなる?」ガソリン価格に関する画像を見る(6枚)

 時期や場所によって異なりますが、一般道価格の+10円から20円と高くなっていることがほとんどです。なぜ、高速道路上にあるガソリンスタンドは、街中よりもガソリン価格が高いのでしょうか。

 日本国内で販売されているガソリンは、中東などの産油国から原油を輸入しています。その後、日本国内の製油所で原油を精製し、レギュラーガソリンやハイオクガソリン(プレミアムガソリン)、軽油に分かれていき、各ガソリンスタンドへ配送され、消費者が購入できるようになるのです。

 そのため、生産国における世界情勢や為替の動向、時期によって原油価格は変動。その影響が市場に出回るガソリン価格(軽油含む)に反映されています。

 ここまでは、都市部や郊外、高速道路など関係なく、価格に反映される部分ですが、なぜガソリン価格の差は生じるのでしょうか。石油元売り会社で構成される石油連盟は、次のように説明します。

「基本的に、店頭で表示されている価格は各販売店が判断して決めています。とくに、街中や高速道路での価格に関するルールはありません」

 対して、高速道路のSAでガソリンスタンドを運営している販売会社は次のように説明します。

「一般道のガソリンスタンドに比べて、価格が高い理由はいろいろあります。例えば、高速道路を通って輸送するので、輸送費が多くかかるほか、サービスエリアに店を構えているためテナント料もかかるのです」

高いから儲かっているワケではない?

 高速道路上のガソリンスタンドは、街中に比べて価格競争の影響も少なく、一見儲かっているように思えますが、実情は異なるようです。年々、クルマの燃費性能は進化し、一度の給油で走行できる距離も延びています。

 さらに、『高速のガソリン価格は高い』というイメージも相まって、高速道路を降りてから給油する人も少なくないと前出の販売会社は説明。

 また、ガソリン価格自体はさまざまな税金が含まれているため、実際の利益としてはそれほど多くありません。そのため、販売会社では、車検や洗車・オイル交換などさまざまなサービスによって売上を保っています。

 東京都内の『ガソリン価格の激戦区』にあるガソリンスタンドスタッフは、次のように話します。

「この界隈は、テレビでも取り上げられるほど全国でも安いガソリン価格です。そのため、その話題性もあって利用者が多く、関連サービスも比較的利用されています。また、格安レンタカーや中古車買い取りなどにも力を入れています」

※ ※ ※

 2019年10月には、消費税が10%に増税されるなどクルマを持つユーザーは維持するのも大変なご時世です。そのなかで、ガソリンに対する二重課税問題は進展がありません。

 クルマ業界や石油業界、クルマを利用するユーザーなど全体のマイナス部分が解決されることで、より良いクルマ社会になるといえます。

くるまのニュース編集部

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事