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最新調査で分かった! アメリカ人の5人に1人は「貯金ゼロ」

3/21(木) 12:10配信

BUSINESS INSIDER JAPAN

アメリカ人のほぼ5人に1人は、予期せぬ出費への備えがない。

お金に関する情報サイト「Bankrate」の調査によると、仕事をしているアメリカ人の約21%が、全く貯金がない。貯金をしている人でも、その半数以上が貯金額は自身の収入の10%以下だという。

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アメリカではここ数十年、個人の貯蓄率が低下傾向にある。労働統計局によると、アメリカ人は可処分所得の7.6%を貯蓄に回しているが、1980年代以前は基本的に2桁が当たり前だった。

UBSウェルス・マネジメントのシニア・アメリカ・エコノミスト、ブライアン・ローズ(Brian Rose)氏は、経済格差の拡大が歴史的に見ても、他国と比べても、個人貯蓄率が低くなっている理由の1つだろうと指摘する。

「比較的所得の低い世帯の多くは、給料でギリギリどうにかなるかならないかの暮らしをしている」とローズ氏は言う。「つまり彼らに金銭的な余裕はない」

連邦準備制度理事会の調査によると、近年、予期せぬ出費に備えのある世帯は増加しているものの、アメリカ人の10人に4人が壊れた車や家電の修理といった予期せぬ400ドルを捻出するのに苦労すると答えた。

だが、これはアメリカ人がお金を貯めようとしていないという意味ではないと、ニューヨーク大学の経済学者で、1年をかけて235世帯のお金の使い方を詳しく研究した『The Financial Diaries』の共著者、ジョナサン・モーダック(Jonathan Morduch)氏は語った。

その一因として、アメリカ人がローン返済に苦労していることが挙げられる。Bankrateの調査では、回答者の13%が「借金」を貯金ができない理由に挙げた。自動車ローンから学生ローンまで、アメリカでは4兆ドルとも言われる消費者の債務の返済に苦労する人が増えている。

そして「貯金ゼロ」は今後、アメリカ人にとってより深刻な問題になるだろう。エコノミストの多くは今後2年で経済成長が鈍化すると見ていて、中にはアメリカが2020年までに不況に陥ると見る者もいる。

Bankrateの調査について、ムーディーズ・アナリティクスのエコノミスト、ライアン・スウィート(Ryan Sweet)氏は「景気拡大の恩恵を全ての人間が受けたわけでないことは明らかだ」と述べ、「(この調査は)わたしたちが次の不況に向けて準備できていないことを示している」と語った。

[原文:A fifth of Americans say they have zero savings]

(翻訳、編集:山口佳美)

最終更新:3/21(木) 12:10
BUSINESS INSIDER JAPAN

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