ここから本文です

なぜ、学園一の王子様はさえない女子に恋をするのか?

3/21(木) 17:01配信

dmenu映画

渡辺あゆの超人気コミックを映画化した『L・DK ひとつ屋根の下、「スキ」がふたつ。』が3月21日から公開される。上白石萌音、杉野遥亮、横浜流星といった旬の若手が揃い、イケメン二人と共同生活を送ることになった女子高生のドキドキを描く。

イケメン2人に挟まれる至高のシチュエーション…!【写真】

少女漫画原作の実写作品は山のようにあるが、その代表的なモチーフに「学校一のイケメンが、なぜかさえない女の子をスキになる」というシチュエーションがある。この『L・DK』も、物語の出発点はまずそこにあるし、映画でのエンディングも、この設定が昇華へと導かれる、ある種の到達点となっている。

時代がどんなに変わっても、このモチーフが繰り返されるのはなぜか? 考えてみたい。

イケメン二人とフツーの女子一人の同居生活

主人公、西森葵(上白石萌音)は親が転勤になったものの、親友と離れたくなくて一人暮らしをしている女子高生。彼女はひょんなことから、隣の部屋に住んでいた学校一のイケメン、久我山柊聖(しゅうせい)(杉野遥亮)と同居することになる。

第一印象は最悪。だが、一緒に暮らすうち、互いに惹かれ合っていく。しかし、校則では生徒同士の同棲など御法度中の御法度。発覚すれば退学は免れない。葵と柊聖は、共同生活のことはもちろん、恋人であることも隠しながら、学校生活を送っていく。

……というのは、実はあくまでも前日談。二人が高校2年生のときの話だ。本作で描かれるのは、葵と柊聖が3年生になってからの物語。柊聖の従兄弟、久我山玲苑(れおん)(横浜流星)がアメリカから転入してくることから始まる。

柊聖より1歳年下の玲苑はチョー生意気。玲苑は、自分にとっては絶対的存在の柊聖が、見た目もスタイルもフツーそのものの葵と付き合っているという事実に納得がいかない。

玲苑の来日の目的は、柊聖をアメリカに連れて帰り、自分の父親の会社を継がせることだった。柊聖に負けず劣らずイケメンで学業優秀であるにもかかわらず、玲苑は自分に自信がもてないでいた。

葵と一緒にいたい柊聖。柊聖をアメリカに連れて帰りたい玲苑。柊聖は「一緒に住めば葵の魅力がわかるはず」と玲苑を諭す。「そんなら試してみようじゃないか!」と、本来ありえないはずの3人の共同生活が始まることになる。

フィクションならではの展開だが、そもそも葵と柊聖の関係はプラトニックなもの。だから、すがすがしいファンタジーとしての基盤は揺らがない。

玲苑はやがて葵の魅力を知り、彼女に好意をもつようになる。葵もまた、柊聖への想いは変わらないものの、柊聖の「家族」である玲苑と仲良くすることを、ごく自然に受け入れていく。そんな葵と玲苑の姿を見て、複雑な気持ちになる柊聖。彼もまた、人知れず悩んでいることがあった……。

1/3ページ

最終更新:3/21(木) 17:01
dmenu映画

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事