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西郷隆盛を「理想の上司」にした三つの素養

3/21(木) 19:45配信

LIMO

戦いの中で学んだ「将帥学」

 もちろん東郷とて、最初からこれほどまでに肝の据わった人物だったわけではありません。苦労を重ねて、連合艦隊司令長官にふさわしいメンタルを磨いてきたのです。

 東郷は、昔は手の付けられないヤンチャな人物でした。家にいた馬に尻を噛まれ、ブチ切れて、その馬を半殺しにしたほどです。そんな暴れん坊が、戦いを経るごとに将帥学を学んできたのです。

 日本の歴史には、お手本になるリーダーがたくさんいます。いずれも権力を笠にきて威張るような小物ではありません。いつの時代にも通用する人間力を有しています。そのエッセンスは、皆さんの「上司としてのあり方」にもきっと役立つでしょう。

■ 加来耕三(かく・こうぞう)
 歴史家・作家。1958年大阪市生まれ。奈良大学文学部史学科卒業後、同大学文学部研究員を経て、現在は大学・企業の講師をつとめながら、独自の史観にもとづく著作活動を行っている。『歴史研究』編集委員。内外情勢調査会講師。中小企業大学校講師。政経懇話会講師。主な著書に『坂本龍馬の正体』『刀の日本史』『1868 明治が始まった年への旅』などのほか、テレビ・ラジオの番組の監修・出演も多数。

加来氏の著書:
『日本史に学ぶ一流の気くばり』

加来 耕三

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最終更新:3/31(日) 10:45
LIMO

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