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3日間・272kmの戦いが真岡でスタート オセアニア2冠王者ダイボールが緒戦TTを制す

3/22(金) 21:44配信

Cyclist

 栃木県を舞台にした3日間の国際ステージレース、「ツール・ド・とちぎ」(UCIアジアツアー2.2)が3月22日に開幕。初日の個人タイムトライアル(TT)をベンジャミン・ダイボール(オーストラリア、チーム サプラサイクリング)が制してステージ優勝。総合リーダーの証であり、栃木県の県木トチノキをイメージしたグリーンジャージに袖を通した。

15チーム88選手がスタート
 今年で3回目の開催となったツール・ド・とちぎ。全ステージがスタート地点とゴール地点が異なる「ラインレース」での開催となった一昨年の第1回大会と、第1ステージが個人TTとなった昨年の第2回大会の2年間で、栃木県内の全25市町を走破。3回目の開催となる今年は、2日目の第2ステージが矢板市の周回コースでの開催となり、また異なるコース設定が加わることになった。3日間の総走行距離は約272kmで、海外5、国内8のUCIコンチネンタルチームと、国内大学2チームの計15チーム、88人の選手がスタートリストに名を連ねた。

 初日の第1ステージの舞台となったのは、栃木県真岡市にある井頭公園の特設コース。公園内のボート池と釣池を囲むように設定された約3kmのコースは、大まかに行きが緩やかなアップダウンを含む上り、帰りが下り基調のレイアウト。決して難易度が高いコース設定ではないだけに、アップダウン区間のペースメイクや全体を通してのライン取りなどが決定的なタイム差につながりかねない。レースが始まる頃には薄曇りとなったが、気温は20℃以上まで上昇。快適な気候の中、午後1時40分に第1走者がスタートを切った。

最終走者のダイボールが最速タイム
 3分50秒台後半から4分台のタイムを記録する選手が続く中、序盤に好タイムを記録したのはアンガス・ライオンズ(オーストラリア、オリヴァーズリアルフード レーシング)。3分48秒13をマークして暫定首位に立った。その後、ライオンズのタイムを上回る選手がなかなか現れない状況が続いたが、各チームの第5出走者がコースインすると、ようやく順位が動き始めた。

 先日のJプロツアー修善寺ロードレースDay1で衝撃的な国内デビューを果たしたオールイスアルベルト・アウラール(ベネズエラ、マトリックスパワータグ)が、ついに3分46秒65でライオンズのタイムを上回る。またマリオ・ヴォクト(オーストラリア、チーム サプラサイクリング)も、アウラールを上回れなかったものの僅差で暫定2位となった状態で、レースは各チームの最終出走者を迎えることになった。
 昨年までUCIワールドチームのボーラ・ハンスグローエに所属していたアレクセイス・サラモンティス(ラトビア、インタープロサイクリングアカデミー)、個人タイムトライアルアジアチャンピオンのチェン・キンロ(香港、HKSIプロサイクリングチーム)、昨年の第1ステージでも3位表彰台を獲得しているパク・サンフン(韓国、LXサイクリングチーム)など、各チームのエース級の選手が名を連ねた最終出走者だったが、アウラールが記録したタイムを上回る者はなかなか現れない。そんな中、全体の最終出走者となったダイボールが、最後の最後にただ一人3分45秒台のタイムを叩き出してトップに立ち、ステージ優勝と個人総合首位の座を勝ちとった。

日本のレースでも優勝の実力者
 この日優勝したダイボールは、2013年ツアー・オブ・ジャパンの富士山ステージで当時のコースレコードを塗り替えて優勝を飾った経歴を持つ選手で、今大会直前に行われたオセアニア選手権でも、ロードレースと個人TTの2冠を達成。万全の状態で来日しての勝利となった。

 翌23日に開催される第2ステージは、大会初となる周回コースを使ってのロードレース。栃木県矢板市の道の駅やいたをスタート・フィニッシュ地点に、1周14.8kmのコースを8周回する約119kmで争われる。1位から6位までが4秒差とタイム差も僅差なことから、中間スプリントやフィニッシュでのボーナスタイム獲得に向けて、各チームの動きが活発になることが予想される。
第1ステージ結果(PDF)
「ツール・ド・とちぎ」ウェブサイト

最終更新:3/22(金) 21:47
Cyclist

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