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女性秘書はタイトスカートじゃない  イメージと違う「俺の船」の世界 秘書のお仕事

3/22(金) 16:17配信

47NEWS

 女性秘書―。この言葉に抱く記者のイメージはこうだ。

 色気むんむんのグラマラスなボディにタイトスカート、キラリと光るめがね、ハイヒールをこつこつ鳴らしてさっそうと議員先生の脇を歩き、ドでかい手帳を開いてスケジュールを読み上げ、熱々のコーヒーとか出してくれる―。

 ドラマや漫画に出てくる「ザ・女性秘書」のイメージを抱えたまま事務所に取材に行った。出てきた女性は確かにめがねをかけていたけど、ハイヒールではなかったし手帳を開いてもいなかった。あの…タイトスカートは…? 「そんな人見たことないです。漫画に出てくる秘書のキャラクターは8割うそです」

 岩井禅さん(41)は、馬淵澄夫元国土交通相の秘書だ。馬淵氏は2003年に旧民主党から奈良1区で出馬し初当選。衆院議員を5期務めたが、17年の衆院選で希望の党から出馬し落選した。ことしに入り、補欠選挙に伴い繰り上げ当選した。民主党政権、八ツ場ダム問題や中国漁船衝突事件に揺れた国土交通相時代、選挙戦、そして落選―。間近で運命をともにしてきた岩井さんに、秘書の仕事の内幕を聞いた。

 ▽「船に乗ります!」

 小学3年のときにミニ政党ブームがやってきた。政見放送で個性の強い候補たちが宇宙や酢について語っていた時代。特別政治に関心があったわけじゃないけど、「なんか面白いな」と身近なこととしてとらえていた。

 06年に地元の神奈川県で補欠選挙があった。当時、コンビニでアルバイト店員をしていた岩井さんは、候補者がたまたま同じ高校の出身だったことで興味を持ち、選挙事務所のボランティアになった。それがきっかけで知り合った人から「馬淵澄夫事務所で秘書を探しているが、面接を受けてみないか」と誘われた。

 「あの人か!」。 岩井さんの脳裏に衆院国土交通委員会で「指示じゃないですか!」と詰め寄る馬淵氏の姿が浮かぶ。05年に発覚した耐震強度偽装問題で国交省などの責任を厳しく追及する姿を「怖そうな人だ」と思いながらテレビで見ていた。

 志望動機を書き(秘書の仕事内容を知らなくて何を書いていいのか分からなかったから、とりあえず「頑張ります!」みたいなことを書いた)、面接を受けた。実物の馬淵澄夫氏は、日焼けで真っ黒の顔、オールバックに光沢のあるスーツ姿で、やっぱり怖そう。岩井さんの志望動機を読み「なぜ馬淵澄夫事務所じゃないとだめなのかということが書かれていない」と辛口の寸評だった。遠回しに断られているのかな、と思っていたらこう言われた。

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最終更新:3/22(金) 16:17
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