ここから本文です

松屋の魅力は券売機!? 人手不足時代に吉野家とすき家が導入しない理由とは

3/22(金) 5:05配信

ITmedia ビジネスオンライン

 「食券制が松屋の魅力」「会計を待たなくていいから、食べ終わったらすぐ帰れる」――こんな基準で牛丼チェーンを選ぶ人もいるのでは。

【画像】「豚めし」と「320円の牛めし」を提供する“激レア”な松屋

 松屋はほぼ全店で券売機を導入しているのに対し、吉野家とすき家では店員が注文を聞いて会計も行うスタイルにこだわっていた。また、大手ラーメンチェーンの日高屋が券売機の導入を本格的に進める方針を打ち出している。

 外食チェーンにとって、券売機とはどのような存在なのだろうか。

券売機のメリットとデメリット

 券売機を導入する一般的なメリットとデメリットはなんだろうか。飲食店コンサルタントで、スリーウェルマネジメントの三ツ井創太郎社長は次のように指摘する。

 券売機導入のメリット

・従業員の不正を防止できる
・釣銭の渡し間違えを防止できる
・レジ業務が不要になり、人員の効率化が図れる
・ボタンの配置や位置などによってオーダーコントロール(セットメニュー誘導による客単価アップ)ができる
・お客が自分で商品を選ぶため、オーダーミス(聞き間違い)を防止できる
・販売データが取得できるため、さまざまなマーケティング分析が可能になる(POSレジがあれば券売機でなくても可能)

 券売機導入のデメリット

・会計業務がないため、顧客接点が減り、サービス力の低下が懸念される
・前会計のため、ピークタイムには券売機前の渋滞が発生し、機会ロスにつながる恐れがある(店内が混んでいると勘違いされる)
・導入コストが掛かる
・追加オーダーを獲得することが難しい

 また、三ツ井氏は券売機が向く業態と向かない業態があると指摘する。

 「ラーメン、かつ丼、牛丼など追加オーダーがない業態は券売機との親和性が高いです。一方、居酒屋やレストランのように、ドリンクやデザートなどの追加オーダーを獲得することで客単価アップを実現している業態は、券売機が向きません。接客力に対しての期待値が高い業態でも、券売機は向きませんね」

1/3ページ

最終更新:3/22(金) 10:52
ITmedia ビジネスオンライン

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事