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トヨタ1強のWECはチャンスなし……ジャニ、ル・マンを最後にフォーミュラE専念へ

3/22(金) 20:27配信

motorsport.com 日本版

 レベリオン・レーシングから世界耐久選手権(WEC)のLMP1クラスに参戦しているニール・ジャニは今季、厳しいシーズンを過ごしており、トヨタ2台の失格裁定により繰り上がり2位となった第3戦シルバーストン6時間を除けば、第4戦富士6時間での3位が最高成績となっている。

【ギャラリー】WEC第6戦セブリング1000マイル

 3月12日から15日にかけて行われた第6戦セブリング1000マイルでは、ギヤトラブルに悩まされ、バックマーカーをかわそうとした際にスピン。ジャニの駆る1号車はリタイアに終わった。

 ジャニはかつてポルシェのLMP1ドライバーとして、2016年のル・マン24時間レースを制し、チャンピオンに輝いた経験を持つ。だがポルシェは既にWECから撤退。2019年末から始まるフォーミュラEシーズン6への参戦を予定しており、ジャニはそのレースドライバーに内定している。

 ジャニはmotorsport.comに対し、「(今年6月の)ル・マンの後、僕は(WEC参戦を)ストップする。焦点をフォーミュラEに切り替える」と語った。

「僕は優先順位を決める必要がある。ポルシェのようなブランドのあるチームがドライブの機会を与えてくれた時、そこに全てを注ぎ込まなければならない」

 2016年のル・マンウイナーでもあるジャニは、トヨタ1強でプライベーターでは成す術がないLMP1クラスの現状も、この決断の一因となったと語る。

「ここではチャンスがない」とジャニは言う。

「僕たちはただ参戦しているだけで、トヨタだけが勝ち続けている。それは僕の目指すところではない」

「僕はWECが好きだし、耐久レースも、パドックも好きだ。だからこの決断は簡単なものではなかった」

「2度と戻ってこないという訳ではない。僕はハッピーでも、アンハッピーでもない。ただ確かに(ポルシェをドライブした)4年間と同じようなスリルはここにはない」

 ジャニと同じくレベリオンの1号車をドライブするアンドレ・ロッテラーは、DSテチータからフォーミュラEに参戦中だ。ロッテラーはDSテチータのシミュレーター作業に参加するためにセブリングを欠場した。ジャニは彼のその選択を「完全に理解している」という。

「アンドレは自分の中で優先順位を設定しなければならず、長期的な未来を見据えてこの選択をしたのだろう。僕は彼に賛同する」とジャニは答えた。

「それは彼にとって正しい決断だ」

Jamie Klein

最終更新:3/22(金) 20:35
motorsport.com 日本版

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