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ホリエモンロケットMOMO3号機発表、本格参入ねらう「宇宙輸送サービス」への道筋

3/22(金) 12:10配信

BUSINESS INSIDER JAPAN

3月19日、ロケット開発を手がけるベンチャーのインターステラテクノロジズ(以下IST)は都内で記者向けの発表会を開催。ISTが開発を進めていた観測ロケット「MOMOシリーズ」の開発状況を説明。さらに「MOMO」よりも大型の衛星軌道投入ロケット「ZERO」の開発についても詳細が明らかにされた。

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MOMO2号機の打ち上げ「失敗」を振り返る

発表会にはISTの代表取締役社長 稲川貴大氏とファウンダーの堀江貴文氏が登壇。冒頭で堀江氏は「前回失敗した2号機の失敗分析は完了しており、問題点は全部つぶした。今度打ち上げるMOMO3号機は燃焼試験も終了しており、はっきりとした時期は言えないが本番に向けたリハーサルが終われば打ち上げられる」と、3度目での打ち上げ成功に向けて準備万端であることをアピールした。

稲川氏からはまずMOMO2号機の失敗原因について説明、2号機から採用した姿勢制御用のスラスタ燃焼器が失敗の要因とした。設計値より大幅に姿勢制御用ガスが高温になり、配管が溶解し、漏れた高温のガスがバルブ駆動系配管を損傷してしまったという。

ただしエンジン自体はこの異常を検知して安全装置が作動し止まっている。想定外の要因だが、エンジン爆発などの危険は避けるコントロールはなされていたわけだ。

新たにMOMO3号機を開発するにあたっては、「今までは内製化、独自でやっていこうという方針だったが、外部の有識者のアドバイスを受ける体制に変えた」(稲川氏)。2018年10月に外部原因対策委員会を設立し、JAXA宇宙研にてロケット開発を経験している成尾芳博氏や、元三菱重工執行役員フェローの淺田正一郎氏などが参画している。

こうした外部からの協力もあり、MOMO3号機は最終テストに近い縦式燃焼テストも終了した。稲川氏は「今年中の早い段階で打ち上げを行いたい」と話している。

またスポンサー契約として、ネーミングライツと広告掲載についても発表。ネーミングライツを取得した実業家の丹下大氏により、名称は「宇宙品質にシフト MOMO3号機」と命名。広告掲載は資産運用会社のレオス・キャピタルワークスの運用する投資信託「ひふみシリーズ」のイメージキャラクター「ひふみろ」や、日本創世投資のロゴデザインがあしらわれることとなる。

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最終更新:3/22(金) 12:10
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