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ホリエモンロケットMOMO3号機発表、本格参入ねらう「宇宙輸送サービス」への道筋

3/22(金) 12:10配信

BUSINESS INSIDER JAPAN

「ホリエモンの夢」に現実味が出てきた

「ZERO」の開発は「MOMO3号機」と同じくIST独自にこだわらず、外部の協力もとりつけていく。そのため新たに法人サポーターズクラブとして「みんなのロケットパートナーズ」を設立。JAXAや丸紅、ユーグレナそしてロケットの発射場がある北海道大樹町など8つの企業や団体が参画している。

注目なのは丸紅とユーグレナだ。発表会には丸紅から航空宇宙・防衛システム部長の岡崎徹氏が登壇。「小型衛星の需要は高い」と話し、現場レベルでの宇宙輸送市場が大きなものであることを裏付けていた。

ユーグレナはミドリムシからバイオ燃料を生成する技術を持っている。ZEROに使われる燃料もユーグレナが担当することとなり、これが成功すれば日本のエネルギー産業に一石を投じる可能性がある。

スタート時は「ホリエモンの夢物語」と揶揄されていたロケット事業ではあるが、ここにきて日本の宇宙開発の本丸JAXAも引き入れ、大手企業からベンチャーまで開発や事業に加わり、現実味のあるプロジェクトに変わり始めたように感じる。

発表会後は堀江氏と「みんなのロケットパートナーズ」の発起人のひとりであるFC今治オーナーで元サッカー日本代表監督 岡田武史氏とのトークセッションも行われた。

「変わった風向き」がこのまま宇宙輸送サービスを展開できるまで安定して吹き続けるかどうか。すべては近いうちに予定されている「宇宙品質にシフト MOMO3号機」の打ち上げが成功するかどうかにかかっている。

(文、写真・中山智)

中山智 [テクニカルライター]

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最終更新:3/22(金) 12:10
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