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デイズの元スタッフがサイト開設 「当事者の目線で証言を集める」

3/22(金) 7:50配信

BuzzFeed Japan

フォトジャーナリスト広河隆一氏による性行為の強要やハラスメントが報じられたことを受け、月刊誌「DAYS JAPAN」に関わった元スタッフの有志が3月22日、「DAYS元スタッフの会」を結成し、サイトを開設した。当事者の目線で証言を集め、発信するとともに、被害者のネットワークを築く。【BuzzFeed Japan / 小林明子】

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広河氏は2004年3月に「DAYS JAPAN」を創刊。フォトジャーナリストを目指してDAYS編集部などに出入りしていた女性に立場を利用して性的関係を迫っていたと週刊文春などが報じた。

報道後、性暴力だけでなく、長時間労働や残業代の未払い、罵声を浴びせるなどパワーハラスメントの証言も相次いだ。期間は10年以上に及び、複数の被害が相次いだため、労働組合・プレカリアートユニオンが相談窓口を開いた。

デイズジャパンはこの報道に先立つ2018年11月に休刊を発表。3月20日に発売した最終号で、弁護士らで構成する検証委員会による報告を掲載した。休刊後も、最終報告に向けて広河氏によるハラスメントの調査は続けるとし、協力を呼びかけている。

個人の問題に矮小化しないで

デイズジャパンの元スタッフAさんは、BuzzFeed Newsの取材にこう話す。

「今回の問題で、会社の対応に非常に不信感をもちました。広河さんや、その周りの役員たちのハラスメント体質は以前からあり、役員の影響下にある検証であれば協力するのが怖いという人もいます。一方、スタッフは被害に気づいていたのに見て見ぬふりをしてきたんじゃないかという声に傷ついている人もいます」

「DAYS元スタッフの会」は、こうした被害を経験したり目の当たりにしてきた正規、非正規、ボランティアの有志の元スタッフたちが結成した。

目的は2つあるという。

一、広河隆一による性暴力やハラスメント、およびそれに関連する当時の出来事について、当事者の目線で証言を集め、その体験や直面した問題、考えを個々人の言葉で主体的に伝えること

二、株式会社デイズジャパンや広河隆一事務所で受けたハラスメントを含むあらゆる被害について、被害者を適切な機関へと繋ぐ手助けをするとともに、被害回復への道筋を模索し、連帯のネットワークを築くこと

元スタッフBさんはこう話す。

「性暴力に関しては、広河さんをかばったり事実を隠蔽したりしてきたからこそ被害が繰り返されたのだと思うし、広河さんの認識もアップデートされてこなかったのではないでしょうか。広河さんは一定の社会的制裁を受けたと思いますが、検証では、個人の問題に矮小化せず、彼をまつり上げてきた会社や役員の責任追及もなされるべきだと思います」

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最終更新:3/22(金) 7:50
BuzzFeed Japan

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