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デイズの元スタッフがサイト開設 「当事者の目線で証言を集める」

3/22(金) 7:50配信

BuzzFeed Japan

自分たちで発信する

会を結成した背景には、検証の経緯をめぐる疑念もあったという。

デイズジャパンは2018年12月31日、サイト上にこのような「お知らせ」を掲載した。

現在、弊社は、今回の報道を機に就任した弊社代理人を責任者として、広河氏個人の過去の言動による被害実態について調査を行うとともに、広河氏を絶対化させてきた会社の構造・体質についても、役員など関係者への聞き取りなどの調査を行っているところです。



弊社としては、広河氏の解任によって今回の件が終結させられるとは考えておりませんし、そうあってはならないと考えています。広河氏に対しては、これまでの広河氏自身の言動によって被害を受けた方々に誠実に対応することを求め続けていきますし、弊社としても、自らのこの間の組織としてのありようについて真摯に検証し、弊社雑誌「DAYS JAPAN」の最終号において、公表する予定です。

しかし、元スタッフによるとこの代理人は1月に解任され、編集長も辞任。代わりに検証委員会がつくられる流れになった。このため検証記事の掲載が1カ月先に見送られることになった。当時の社員は2月末での退職を余儀なくされ、最終号に一切関わることができなくなった。

デイズジャパンから関係者らに検証への協力の意思を問う依頼文書が届いたのは、2月中旬だったという。

元スタッフのCさんは言う。

「きちんとした検証結果が最終号に掲載されるのか不安に感じ、納得できないので自分たちで発信したいと考えました。また、被害者もたくさんいるため、どんな相談窓口があるのか、どんな行動ができるのかという情報を共有し、連帯・協力の体制がつくれたらと思います」

「理念や人権を掲げ、社会にとって良い運動をしていると標榜している組織でハラスメントが起こると、『運動の足を引っ張ってはならない』という心理がはたらき、声を上げづらくなる構造があります。そうした葛藤を抱えてきたからこそ、徹底的に膿を出し切るために発信していきたい」

広河氏は雑誌『創』4月号に寄せた手記や、最終号の面談調査で、当時は合意のもとでの性行為だったと判断していたと説明。「相手が合意していると判断した時、その背景に私の『立場』が、相手の拒絶の声を封じてきた可能性が強いとは思いもよらなかった」と述べている。

また、DAYS JAPANはこの15年間に40~50もの「女性に対する暴力」の企画を取り扱ってきたとし、「私がDAYSで扱った『女性への暴力』は、『あからさまな暴力』『身体的な暴力』ととらえていたが、『あからさまでない暴力』『非身体的な暴力』については無視していたということを思い至りました」と語っている。

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最終更新:3/22(金) 7:50
BuzzFeed Japan

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