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有機食品広がる 市場規模1850億円

3/22(金) 12:06配信

日本農業新聞

週1以上17・5% 購入 9割スーパー 農水省 初の推計

 農水省が国内の有機食品の市場規模を1850億円(推計)と初めて示した。週に1回以上、有機食品を購入・外食などする消費者は17・5%で、購入先はスーパーが9割を占めることも分かった。同省は、有機コーナーを設ける店舗が増えて市場拡大が見込まれるが、その条件として、流通業者は「安定供給」を挙げていると課題を提起。「日本でも有機食品の市場は広がっている。生産量が確保でき物流として定着することが重要だ」と指摘する。

 2017年消費者アンケート(回答者4530人)を基に算出した。有機食品の購入や外食などの頻度を聞いたところ、「ほぼ毎日」が3・3%、「週に2、3日程度」が5・7%、「週に1回程度」が8・5%となった。一方で、「ほとんど利用していない」との回答も54・8%と半数を超えた。PR次第で、市場規模拡大の可能性があることを示唆した。

 購入食材で最も多いのは有機野菜の62・5%、次いで有機米、パン、豆腐と日常食が目立つ。購入先はスーパーが最多で、「直売所」「生協」が各3割、「農家から直接」は1割だった。生協や農家に代わりスーパーやネット会社が入手先になりつつある。

 流通業者を対象にした調査では、2割が既に有機農産物を扱っており、4割は今後の扱いを希望している。条件として「一年を通して一定量が安定供給される」「産地から供給量・時期など正確な情報発信」を重視しており、価格より生産体制の確立を求めていることが分かった。

 有機JAS認証品は慣行栽培に比べ高値で販売されているが、流通業者や消費者の過半は、1割高までを希望している。

 世界の有機食品市場は年々拡大し、9兆9000億円。1人当たりの年間購入額はスイス(3万3000円)や北欧で高い。日本は960円と桁違いに少ない。

最終更新:3/22(金) 12:06
日本農業新聞

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