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【ブラジル】テメル前大統領逮捕 原発建設に絡む汚職容疑

3/22(金) 7:04配信

サンパウロ新聞

 ミシェル・テメル前大統領(MDB=ブラジル民主運動党)は21日朝、原子力発電所アングラ3号(リオ・デ・ジャネイロ州)の建設工事に関係して賄賂を受け取ったなどとする汚職の疑いで、サンパウロ市内の自宅において連邦警察によって逮捕された。逮捕後、テメル前大統領の身柄は連邦警察の飛行機でリオ・デ・ジャネイロへ移送された。

 同日付伯メディアによると連邦検察庁は、「コロネル・リマ」(リマ大佐という意味)の通称で知られるテメル前大統領の友人がアングラ3号の建設工事にかかわるエンジニアリング企業の経営者に対して、テメル副大統領(当時)に109万レアル(約3200万円)の賄賂を支払うように依頼し、2014年末にその賄賂が実際に支払われたと主張している。

 テメル前大統領は、ブラジルの大統領経験者の中で逮捕された者としては、政治的理由で身柄を拘束された者を除き、汚職や資金洗浄の罪で実刑判決を受けて18年4月に収監されたルイス・イナシオ・ルーラ・ダ・シルヴァ元大統領に次いで2人目だ。

 現職のハミルトン・モウラン副大統領はテメル前大統領の逮捕を受けて「大統領経験者が逮捕されるというのは国にとって非常に良くないことだ」とコメント。そして、テメル前大統領の逮捕が国会における諸々のプロジェクトの進行を妨げることはないとの考えを示し、「それはそれ、これはこれだ。カヌーに乗った犬と同じ状況にいる人は誰でもバランスを取りたがる、それが現実だ」と述べた。

サンパウロ新聞

最終更新:3/22(金) 7:04
サンパウロ新聞

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