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【特集】前立腺がんの治療継続を!高い技術持つ専門医がいるのに病院側が認めないのはなぜ?

3/22(金) 13:33配信

MBSニュース

治療を望む患者がいて治療ができる専門医師もいるのに病院側が認めない、そんな前代未聞の事態が大学病院で起きています。2月には患者らが病院に治療の継続を求め、裁判所に仮処分を申し立てました。病院の中で何が起きているのでしょうか。

患者から絶大の信頼、『岡本メソッド』とは

「単純に岡本先生の治療を継続してほしい」
「どうしても岡本先生ということでみんな集まっている」

冷たい雨が降りしきるなか、滋賀医科大学附属病院の前で声をあげているのは前立腺がんの患者たち。皆、岡本医師による治療の継続を求めている。滋賀医科大学附属病院は、滋賀県内で唯一の大学病院として重症患者の治療を担っている。なかでも、前立腺がんでは岡本圭生医師が行う「小線源治療」という特殊な放射線治療が評判を呼び、4年前に発行された書籍では院長もこの治療を病院の目玉の1つとして紹介していた。

『特色ある放射線治療で全国から患者さんが集まっています』(書籍より)

前立腺は、くるみのような大きさで膀胱や直腸のすぐ近くにある。小線源治療は前立腺に放射線を出す小さな線源・カプセルを直接埋め込み細胞を死滅させる治療法で、尿道などに放射線があたらないよう熟練した技術が必要だ。

カプセルは直径0.8ミリ、長さは約5ミリ。岡本医師はがんが再発する可能性が高い「高リスク」と呼ばれる患者にもカプセルを安全に埋め込むなど“岡本メソッド”と呼ばれる独自の方法を編み出し、1000人以上の治療にあたってきた。

「照射する放射線の線量が私の方法では格段に高い。(それでも)副作用が出ないようにするのが“岡本メソッド”」(滋賀医科大学 岡本圭生医師)

「高リスク」の患者の非再発率、つまり再発しなかった人は治療後5年で96パーセントと、極めて高い治療成績をあげてきたという。治療を受けた患者の信頼も厚い。

「3泊4日の入院で患者さんも苦痛がないし、知らんうちに30分くらいで治療は終わっている。(Q.今は異常なし?)異常なし」(岡本医師の治療を受けた男性)

にもかかわらず、病院はホームページで岡本医師の小線源治療を今年6月までとする、と公表した。一体なぜ、なのか。

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最終更新:3/22(金) 13:33
MBSニュース

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