ここから本文です

卒業の日に流した涙… 「質量のない日々」なんてない 漫画作者の思い「これからも輝ける、自分次第です」

3/25(月) 7:00配信

withnews

 可もなく不可もなく過ごした高校3年間。涙が流れて落ちるのは、それなりに重さがあるからだ――。そんな卒業の日を描いた漫画が、ツイッター上で注目を集めています。漫画とは対照的な学生生活だったという作者に話を聞きました。

【画像】話題の漫画はこちら。「涙が流れて落ちるのは それなりに重さがあるからだ」から始まる全4ページ

「質量のない日々なんてない」

 今月5日、「質量のない日々なんてない。ご卒業おめでとうございます」という文章とともに投稿された4ページの漫画。

 「涙が流れて落ちるのは それなりに重さがあるからだ――」という女子生徒の独白から始まります。

 クラスの中心人物というわけではなく、ずっと誰かの脇役だった毎日。

 成績は特別良いわけでも、悪いわけでもなかった。

 打ち込む部活もなく、語れる思い出もなく、すべてが中途半端。

 「付加価値だけで彩られてた日々が今日、終わる」

 そう思いながら、友だちのことや先生のことを思い返していると、自分でも理由がわからない涙がこぼれてきます。

 そして最後は、冒頭と同じ「涙が流れて落ちるのは それなりに重さがあるからだ――」という言葉で締めくくられています。

作者は夏ノ瀬いのさん

 この漫画に対して、「自分の高校生活とそっくりで涙が出そうになりました」「本当にわかるこれ」といったコメントが寄せられ、リツイートは2千、いいねは1万3千を超えています。

 作者はWeb漫画家の夏ノ瀬いのさん。専門学校を中退した際に、現実から逃げてしまった自分に絶望し、追い詰められた体験をもとにした漫画『「もう頑張れない」って言ったって、君の価値は下がったりしない』(KADOKAWA)が発売されたばかりです。

 卒業をテーマにした漫画に込めた思いについて、夏ノ瀬さんに話を聞きました。

「ほぼ正反対でした」

 ――この漫画は夏ノ瀬さんの実体験を描いたものでしょうか

 このエピソード自体はフィクションですが、社会に出てからの私に近いものはあると思います。

 心から楽しい!とは思えぬ日々の繰り返しで、惰性で生きてるなぁと感じながらも、それがいざ終わるとなれば少し寂しくもなるものだったので……。

 私が学生の時は、学校が楽しくて仕方なかったので、この漫画に出てくる女の子とほぼ正反対でした。なので、表現や想像にてこずりました。

 学校という社会で見た時に、必ずしも私のようなタイプばかりではないですし、でも、そういう子たちは卒業式や別れに対して何も感じないのかというと、そうでもないんじゃないかと、なんとも言えない心情を自分なりに投影して考えました。

1/2ページ

最終更新:3/25(月) 7:00
withnews

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事