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スパイク・リー作品にみる、アメリカの「人種差別」事情

3/23(土) 6:30配信

dmenu映画

3月22日(金)に公開される『ブラック・クランズマン』は、ブラックムービーを代表するスパイク・リー監督の新作映画。昨年の第71回カンヌ国際映画祭でグランプリを受賞、先日発表された第91回アカデミー賞では計6部門にノミネートされ、脚色賞を受賞、スパイク・リーが初のオスカーを手にするなど、公開前から話題になっている作品です。

【写真】ジョン・デヴィッド・ワシントンとアダム・ドライバーがタッグを組む…!

ブラックムービーの旗手がタッグを組んだ!

スパイク・リーはブラックムービーの旗手として、1990年代に数々の作品をヒットさせた名監督。本作ではニューエイジ・ブラックムービーを代表する映画監督のジョーダン・ピールとタッグを組んでいます。 ブラックムービーの旗手たちが手掛けた本作で、主人公で黒人のロン・ストールワース刑事を演じるのはジョン・デヴィッド・ワシントン。スパイク・リーの代表作として知られる『マルコムX』(1992年)で映画デビューし、その主演を務めたデンゼル・ワシントンの息子といえば、ピンと来る方も少なくないでしょう。

さらに、同僚の白人刑事を『スター・ウォーズ』シリーズ新3部作のカイロ・レン役などで知られるアダム・ドライバーが演じ、2人1役で白人至上主義者の秘密結社「KKK」に潜入捜査を行う姿が、コメディータッチで描かれています。そこではスパイク・リー作品にふさわしく、現在のアメリカ社会で問題になっている人種差別問題が強烈に風刺されているのです。

トランプ政権下のアメリカにおける人種差別問題を風刺

ノンフィクション小説を映像化した同作は、アメリカで盛り上がった公民権運動が最盛期を迎えていた1970年代が舞台。ただ、そこには時代こそ違うものの、現在のトランプ政権下における人種差別問題を風刺していると思われる場面が多々見られるのです。

たとえば、トファー・グレイス演じるKKK最高幹部デビッド・デュークは、白人だけのためにあるアメリカという意味を込め、「アメリカ・ファースト」という人種差別的なセリフを口にします。……どこかで聞いたことのあるセリフですよね。

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最終更新:3/23(土) 6:30
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