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《ブラジル》美女が呼びかける証券会社の扇動的なYouTubeCM!=騒動拡大で規制機関も目をつける

3/23(土) 7:43配信

ニッケイ新聞

「こんにちは、私はベッチーナ、22歳。142万レアル(4200万円相当)の資産を持ってるわ。みんなは『そんなに若くして142万レアルも持っているなんて普通じゃない』っていうけど、その秘訣は株なの。遺産を相続したわけでも、宝くじに当たったわけでもないわ。3年前、19歳の時に1520レアル(4万5千円相当)で株式投資を始めただけなの…」ブラジルでは12日から、このように煽り立てるYouTubeCMが頻繁に流れ始めた。

 このCMを流したのは、証券会社エンピリクス。見目麗しい女性が語りかけるCMにつられ、同社の株の取引き口座開設申し込みは殺到したが、同時に「そんなの嘘に決まっている」「彼女は実在しないんじゃないか」などの反応も、ツイッターを中心に巻き起こった。

 エンピリクスはそれに対抗し、彼女を再びCMに登場させた。新たなCMでの彼女は、批判する書き込みが読み上げられる中、じっと黙っているが、批判が途切れると、挑発的な目つきで「私はベッチーナ。自分独りの力で、3年間で100万レアル以上手に入れたわ。詳細はこちらのリンク」とやり返したのだ。

 ベッチーナ・ルドルフ氏はエンピリクス社の社員で、騒動の最中も新聞やラジオの取材を受け、TVのトーク番組にも出ているが、「1520レアルから始めた投資だけで142万レアルの資産を作ったとは言ってない」「父親の援助もあった」などと、ことの真偽をはぐらかしている。

 騒動が大きくなる中、遂にサンパウロ州の消費者センター(Procom)は19日、エンピリクスに対して誇大広告の疑いありとして、CMの内容は本当である事を証明するように勧告した。また国家広告審議会(Conar)もエンピリクス社への法的措置を検討している。

最終更新:3/23(土) 7:45
ニッケイ新聞

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