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火星もかつては青かった。マーズ・エクスプレスから届いた太古の川の写真

3/23(土) 8:11配信

ギズモード・ジャパン

無数に枝分かれした大河。でも水源はどこ?

火星にて、幅1.6kmと深さ200mに渡る、乾燥した川の水路が見つかりました。これは赤い惑星が、かつてその表面に豊かな水をたたえていたことを教えてくれます。

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かつては水の惑星

私たちは今日の火星を不毛の荒れ地として知っていますが、約34億年前には、北半球に広大な海、湖、そして多くの曲がりくねった川を持つ、青い水の星だったのです。古代の昔、火星は濃くて暖かい大気に囲まれ、地表に水を保持することが出来ていました。なぜかというと、これまでの人工衛星や探査車といった空と陸からの調査により、乾燥した川底や粘土のような堆積物が見つかっていることから、かつて水があった証拠がそろっているのが理由です。

しかし、やがて厚い火星の大気が蒸発し、それと共に地表の水も蒸発してしまいました。とはいえすべてが蒸発したわけではなく、今でも北極では幅82kmのアイススケート・リンクが見られ、これがかつて水があった証拠のひとつとなっています。

新たな証拠写真

ESAが発表した新たな画像では、火星に水があった証拠が見られます。写真に示されている領域は、「Huygens(ホイヘンス)」と呼ばれる大きな衝突クレーターのすぐ東の、南部の高地に位置する谷となっています。これは昨年末に火星探査機マーズ・エクスプレスが撮影したもの。長い年月をかけて侵食された谷間が、どれほど水が流れていたのかを物語っています。

こちらの画像は、マーズ・エクスプレスが2018年11月19日に撮影した乾いた谷。地上解像度は1ピクセル辺り約14メートルで、右側が北になりますす。

地形学的に色分けされた眺めがこちら。低地は青と紫で表示され、高地は白、黄、赤で表示されています。

ESAによりますと、水は一度北(写真の右方向)から坂を下り、最大幅2kmと最深200mの川を作ったとのこと。今では滑らかで断片化してしまっていますが、かつて川底であったことはハッキリとわかります。

ESAはさらに説明しています。

全体的に見て、渓谷は大きく分岐しているように見え、中央の幹から伸びる木の枝のようなパターンを形成しています。この種の形態は“樹状”と呼ばれています。この用語はギリシャ語で木という意味の単語「dendron」から派生したもので、まったく見た目通りの表現となっています。さまざまな水路が中央の渓谷から分岐して、小さな支流を形成し、それらは往々にしてさらに外側へと分岐するとこもあります。

この種の樹枝状構造は、地球上の排水システムにも見られます。特に良い例は、チベット西部の源流から中国、インド、そしてバングラデシュへと蛇行して流れる、ヤルンツァンポ川(wikipedia)があります。この渓谷の場合、これらの分岐水路は、かつて地表に流れた強い川の流れと、大雨との組み合わせによって形成された可能性があります。この流れは元の地形をえぐり、新しい水の道を生成することで、現地に新たな景観を切り開いたと考えられています

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