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北朝鮮の瀬取りのみならず 日本周辺に各国軍集結のワケ イギリス、フランス…

3/23(土) 15:24配信

乗りものニュース

西太平洋で日米英が共同演習を実施、その背景に…

 2019年3月14日(木)から15日(金)にかけ、日本の本州南方に広がる海域で、日米英による3か国共同演習が実施されました。海上自衛隊からは護衛艦「むらさめ」と哨戒機の「P-1」に加え、艦名は不詳ながら潜水艦が参加、一方、イギリス海軍からはフリゲート艦「モントローズ」が、アメリカ海軍からは哨戒機「P-8A」がそれぞれ参加しています。このような日米英共同演習は、昨年2018年の12月に初めて実施されて以来、2回目です。

【写真】アメリカ海軍哨戒機から眺めた対潜訓練中の護衛艦「むらさめ」

 今回の演習に参加した艦艇のうち、イギリス海軍の「モントローズ」は、東シナ海などの海上における北朝鮮による違法な物資のやり取り、いわゆる「瀬取り」を監視するために、はるばるイギリス本土から派遣されました。近年イギリスは、アジアを含めたグローバルなプレゼンス(存在感)強化を推進していて、これもその一環といえるでしょう。

「モントローズ」と同様に最近、日本周辺海域には瀬取り監視を目的とした各国の艦艇や航空機が派遣されていますが、どういった面々が集結しているのでしょうか。

日本を拠点に各国軍が集結、どんな面々?

 2019年3月現在、日本周辺には前述したイギリス海軍の「モントローズ」に加え、フランス海軍の哨戒機「ファルコン200」が、瀬取り監視を目的に展開しています。

 前者の「モントローズ」は3月8日(金)に日本へ到着し、翌9日(土)と10日(日)には晴海ふ頭で一般公開も行われました。「モントローズ」はヘリコプターも搭載しているため、瀬取り監視には非常に有効といえます。

 一方、後者の「ファルコン200」は、もともと南太平洋にあるフランス領ニューカレドニアに展開している部隊の機体で、3月13日(水)に沖縄県のアメリカ軍嘉手納基地へ到着しました。この「ファルコン200」のベースはビジネスジェット機で、全長は約17mと、同じ哨戒機とはいえ海上自衛隊のP-3C(全長35.6m)やP-1(全長38m)などに比べ非常にコンパクトです。

 さらに、フランス海軍は2019年の春ごろにも、「ファルコン200」と同様、ニューカレドニアに配備されているフリゲート艦「ヴァンデミエール」を日本に派遣し、瀬取り監視の任務に就かせることをすでに発表しています。

 そのほか、2018年にはオーストラリア、カナダ、ニュージーランドも嘉手納基地に哨戒機を派遣して瀬取り監視を実施しており、特にカナダはフリゲート艦「カルガリー」を派遣して洋上からも監視しました。

 また、日本周辺海域では海上自衛隊とアメリカ海軍の艦艇や航空機が日常的にパトロールを行っているため、これらも瀬取り監視活動を並行して実施しているといえるでしょう。

 このように近年、北朝鮮の瀬取り監視などを背景とし、各国の軍が日本の周辺で活動を活発化させているのですが、あわせて、北朝鮮の動向だけにとらわれないような幅広い範囲で、各国が日本やアメリカと連携を強めつつあります。

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