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1072人が小学校巣立つ 唯一の卒業生もたくさんの思い出胸に 奄美群島

3/23(土) 12:31配信

南海日日新聞

 鹿児島県奄美群島各地の小学校で22日、卒業式があった。2018年度の卒業生は奄美全体で1072人(男子555人、女子517人)。卒業生たちは保護者や在校生らに見守られながら卒業証書を受け取り、中学校生活へ気持ちを新たにした。

 奄美市名瀬の伊津部小学校(末吉正承校長、児童212人)では、36人が卒業。同校の卒業生は累計7896人となった。

 末吉校長は「友を信じ、一人一人の良さに気づかせてくれる学級だった。これからの皆さんの歩みは穏やかな波の日だけとは限らないが、晴れ晴れとした青く広い世界があることを信じてほしい」と式辞を述べ、卒業生を激励した。

 「お別れの言葉」では、卒業生が6年間の思い出を振り返りながら保護者や教職員、在校生らに感謝を伝え、「旅立ちの日に…」などを合唱。在校生も祝いの言葉と歌を贈り、互いに別れを惜しんだ。

 卒業生は「『やるならやるでしゃんとやれ』の校訓を胸に刻み、校庭に根を張るガジュマルのように大きくたくましく生きていく」と誓い、最後は「行きゅんにゃ加那」の合唱と温かい拍手に見送られ会場を後にした。

 徳之島の天城町立西阿木名小学校三京分校(田川俊一校長、児童2人)では唯一の卒業生嶺山結さんが在校生や教師、保護者などから祝福を受け、思い出が詰まった学びやを後にした。

 2年ぶりとなる卒業式には来賓や保護者ら約30人が出席した。田川校長は式辞で「夢と感謝の気持ちを持ち続け、中学校生活を頑張ってほしい」と式辞。来賓やPTA代表から祝福と激励の言葉が続いた。

 お別れの言葉で嶺山さんは「たくさんの思い出と希望を胸に卒業します」。2年生はともに過ごした2年間を振り返りながら「大好きな結姉さん。中学校へ行っても元気で頑張ってください」と激励した。

 嶺山さんは1年生から習ってきた三味線を演奏し、三島さんは手話を交えて、2人が「愛燦燦」を歌うと、涙ぐむ出席者の姿もあった。

 天城町教委によると、同校には新年度、山海留学制度で1人が県外から入学する予定。

大島教育事務所によると、本年度、卒業生がゼロの小学校は秋徳、池地(瀬戸内町)、円(龍郷町)の3校。卒業生1人は▽奄美市 市、佐仁▽大和村 今里▽宇検村 久志、名柄▽瀬戸内町 篠川、西阿室、与路、油井▽徳之島町 手々▽天城町 西阿木名小三京分校▽伊仙町 馬根、糸木名―の13校。

奄美の南海日日新聞

最終更新:3/23(土) 12:31
南海日日新聞

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