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マララさん初来日。会場大混雑で、入り切らず…

3/23(土) 17:35配信

ハフポスト日本版

マララさん「女子教育に投資すれば、30兆ドルの経済効果が得られる」

史上最年少の17歳でノーベル平和賞を受賞したマララ・ユスフザイさんが初来日し、3月23日の国際女性会議WAW!(World Assembly for Women)で基調講演を行った。「女子教育に投資をすれば、想像もできないような未来が広がる」として、各国の指導者たちに女子教育への資金提供を呼びかけた。

ホテルニューオータニの会場に姿を見せたマララさんは、「おはようございます」と日本語であいさつし、前日22日の安倍晋三首相との夕食会でワサビをアボカドと間違えて食べてしまったエピソードを披露。「あんな味は初めて、涙が出ました」と笑いを誘った。

ホテルの庭園の美しさに母国パキスタンの風景を重ねたといい、「私の楽しみは学校に通うことだったが、11歳の時、クラスメートにさようならを言わなければならなかった」と振り返った。

「教育を奪われるのは、未来を奪われることと同じ。教育を受けなければ、祖国に貢献することもできないのです」と強調。

「私は今日、世界中の1億3000万人の学校に通えない子どもたちを代表してここにいます」と語り、「世界中の少女が12年間の教育を受けられるようになれば、30兆ドルの経済効果が得られる」と経済支援を呼びかけた。

マララさんは2012年、母国パキスタンで武装勢力によって女子の教育が抑圧されていることに抗議し、イスラム過激派から下校途中に銃撃を受けた。一命をとりとめた後は、集まった寄付金で基金を設けて女子教育の重要性を訴え続け、2014年に史上最年少の17歳でノーベル平和賞を受賞した。

安倍首相は「多くの女性がしっかりと声をあげ、行動を起こせば、世界を変えることができる」と述べ、「2020年までに少なくとも400万人の途上国の女性たちに質の高い教育の機会を提供してまいります」と表明した。

「WAW!」は女性活躍を掲げる安倍政権が開催する国際会議で、5回目。今年は2主要20カ国・地域の首脳会談(G20)に提言を行う民間主導のグループの会合「W20」と同時開催された。

マララさんの言葉を聞こうと、会場の中は立ち見客でいっぱい

会場となったニューオータニの宴会場「芙蓉の間」は、マララさんの言葉を聞こうと立ち見客であふれた。一般傍聴者の公募もすぐに定員に達し、キャンセル待ちの枠もすぐに埋まってしまうほどの人気。会場に入れなかった参加者たちは、宴会場の外に用意されたテレビ画面を床に座り込んで見ていた。

基調講演が始まる1時間前には、受付も停止。受付の前に並ぶ列は30メートルほどにまで達した。

大阪から朝一番の新幹線で訪れた不動産会社の女性役員も「いつになったら入れるのか」と途方にくれていた。都内の会社経営の女性も「スタッフもいないので、誰に怒ればいいのかも分からない」と憤っていた。

中村かさね

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