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同一空域での複数事業者のドローン運航管理システムを実証

3/25(月) 8:10配信

MONOist

 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は2019年3月1日、NEC、NTTデータ、日立製作所、NTTドコモ、楽天、KDDI、ゼンリン、日本気象協会と共同で、福島県と南相馬市の協力の下、同一空域で複数事業者のドローンが安全に飛行するための運航管理システムの実証試験を実施したと発表した。

 実証試験は、南相馬市復興工業団地内の「福島ロボットテストフィールド」において、同年2月25~28日にかけて実施。今回開発した運航管理システムは、宇宙航空研究開発機構が担当する全体設計に基づき、複数事業者によるドローンの運航を共有するための「運航管理統合機能」、個別事業者が運航管理システムにアクセスしてサービスを実施するための「運航管理機能」、空域の3次元地図、気象情報などの情報を提供する「情報提供機能」の3つの機能で構成され、それぞれが協調的に動作する。

 実験の結果、正常に運航管理システムが作動し、基本的な運航管理機能に基づき、同一空域で複数のドローンの飛行を支援できることを確認した。

 試験では、ドローンを活用した「災害調査」「警備」「物流」「郵便」の4つの利用シーンを想定。目視外で、合計10機のドローンを15分程度の時間にわたって自律飛行させた結果、運航管理システムは4つのサービスを実施できた。

 その際、個別事業者が申請した飛行計画に基づき、自動で事前にドローンの飛行経路や離着陸場の重複を確認し、個別事業者に変更を促して円滑な全体調整を実施できた。また、全ドローンの位置情報をリアルタイムに一元管理し、危険な状況が発生していないかを確認して安全運航に関する情報を個別事業者に提供した。

 今後、今回の試験結果を評価・検証し、より安全で効率的に運航管理するために機能を拡張し、高度化する。また、今回開発した運航管理システムの普及に向け、福島ロボットテストフィールド内で現在参画しているドローン事業者以外の国内外のドローン事業者が、運航管理統合機能と接続したドローン運航試験を実施できるように、運航管理システムのAPI(ソフトウェアの機能の共有)の順次公開を予定している。

MONOist

最終更新:3/25(月) 8:10
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