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坂本勇も「ファン目線で見ちゃう」 イチローの雄姿を目に焼き付けた巨人ナイン

3/25(月) 16:02配信

スポーツ報知

 異様な光景だった。巨人の一流の選手たちが、野球少年のように目を輝かせていた。ファンがスタンドからスマートフォンを一斉に向ける。グラウンドでも同じ光景が広がっていた。

【写真】イチローと弓子夫人

 マリナーズのイチロー外野手(45)が21日、現役引退を表明した。アスレチックスとマリナーズの「2019 MGM MLB開幕戦」の現場にいた記者は、グラウンドでの最後の雄姿を見届ける貴重な体験をした。もちろんイチローがグラウンドで躍動する姿は心に残ったが、その前に忘れられないシーンがあった。

 17、18日にマリナーズが巨人と東京Dでプレシーズンゲームを行った。いつも通り、全体練習を終えたG戦士たち。普段なら試合に向けて着替えをしたり、軽い食事をとったりするため、グラウンド、ベンチから退く。だがこの日は、多くの選手たちが再びグラウンドに姿を現した。ソワソワしていた。視線の先にいたのは、マリナーズの背番号「51」だった。

 スタンドにいる大勢のファンのスマホがイチローにフォーカスされていたが、巨人の選手たちもファンと同様にベンチから、打撃ケージ裏から、“スーパースター”にスマホを向けていた。45歳のフリー打撃。軽々とサク越えを披露すると、G戦士たちは口をそろえて「えぐい、えぐい」と顔を見合わせ連呼していた。

 21日にイチローは引退を発表した。巨人の選手たちにとっては、17、18日の2試合は一生忘れられない2日間になったはずだ。

 主将の坂本勇は「球場の雰囲気が変わるってすごい。いまだに、僕の中ではオンリーワンの人。走る姿や打席に立っている姿が見られるだけで幸せですね。少しファン目線で見ちゃいますね。一緒に試合をしたのは財産です」と対面できたことに感激していた。

 若き大砲、岡本は「すごいですね。全てがかっこいいです」。今季から同じ背番号を背負う田中俊は「練習から憧れの目線で見ていた。同じグラウンドでプレーできたことはいい経験になりました」。丸は「テレビの中の人というイメージしかない。一緒に同じ球場で試合が出来て変な感じがしました」と笑った。

 イチローと対面したG戦士たちは一人ひとり、それぞれ感じるものがあったようだ。G戦士たちが野球少年に戻った2日間。キラキラした瞳が、忘れられない。(記者コラム・小林 圭太)

最終更新:3/25(月) 16:34
スポーツ報知

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