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「セットのPWは10番アイアン化している」ウェッジデザインのカリスマ、ボブ・ボーケイ氏に聞いた賢いウェッジの選び方

3/25(月) 6:31配信

みんなのゴルフダイジェスト

ウェッジは上がるが飛ばない!? それはもう過去のイメージである

ゴルファーの中には“ウェッジシリーズは狙いやすいかもしれないが、距離が出にくい”、そんなイメージを持つ人も多いのではないだろうか? その点についても単刀直入に聞いてみた。

「たしかにかつてはツアープレーヤーの間でもアイアンのPWに比べ、同ロフトのウェッジは3~4ヤード飛ばないという意見がありました。それもあって『SM4』の頃は、PWを抜いてウェッジを入れるプレーヤーは40%ほどしかいなかったと思います。でも、『SM6』で“プログレッシブCG”というロフト別重心設計を取り入れたところ、飛ばないという声はほとんどなくなりました。これはとても大きなウェッジの進化だったのです」(ボーケイ氏)

タイトリストが現在の最新ウェッジラインナップである「SM7」、日本モデルの「ボーケイフォージド」共通で採用しているのが“プログレッシブCG”だ。これは従来、フェースセンター付近に重心を配置することが難しかったウェッジの宿命を打破するために考えられた、ボーケイウェッジ独自の設計思想である。

「構えやすさ、安心感といったことを考えるとウェッジのプロファイルを大きく変えることはできない。ボーケイ200シリーズがどうしてもベースになるのです。しかし、その形状でヘッドを作ると46~52度のロフトが小さいモデルは高重心になりすぎ、58度以上の大ロフトモデルでは重心が低くなりすぎてしまうのです。どのロフトでもフェースのセンター付近に重心があれば、たとえミスヒットしても、意図的に軌道を変えてボールを打っても、打点とヘッド重心が離れすぎることがない。つまり、あらゆる打点でヘッドのブレを抑え、安定した弾道を得ることができる。だからなんとかロフトによる重心の偏りをなくしたいとずっと考えていたのです」(ボーケイ氏)

“どうやったらそんな理想を実現できるのか。それはタイトリストの若いエンジニアたちの仕事さ。彼らは頭脳明晰。とにかくスマートだからね”とボーケイ氏はウインクした。

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最終更新:3/25(月) 11:20
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