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ガードレールに取引価格1億円超えの有名芸術家の作品か、その真偽は 愛知・日進市

3/25(月) 11:40配信

中京テレビNEWS

 取引される値段は1億円超えもする有名芸術家の作品が、まさか、この地方の道端に。果たして本物なのでしょうか。

 舞台となったのは愛知県日進市の住宅街。川沿いに設置されたガードレールです。

 のどかな町のガードレールにあるイラストが描かれ、物議を醸していました。

 取材班がこの存在を知ったのは、視聴者からの目撃情報でした。

 ある平日の昼下がり、男性が川沿いを散歩していると「テレビで見たようなイラストだな」と、ニュースになった世界的なアーティストの作品に似ていると思ったそうです。

 取材班がその現場を訪ねると。

「あった。男の子がじょうろで水をあげている様子が描かれています」(記者)

 黒い塗料で描かれたこの絵は、細かな水の表現や男の子のしぐさがリアルに描かれています。これを発見した男性は、“バンクシー”の作品ではないかと考えているのです。

 バンクシーとは、イギリスを拠点に街の壁などに絵を描くナゾ画家。作品は1億円を越えることもあるといいます。

 実は日本各地でもバンクシーと騒がれる絵がありました。東京都内の防潮扉に描かれたネズミの絵。専門家の話では、本物とみられるといいます。

 また、千葉県の九十九里町でも、「バンクシーの作品に似た絵がある」と話題になっています。

 では日進市で見つかった少年の絵。地元の人たちはどう見ているのでしょうか。

「こういう機械(重機)に乗って通るので見ていないです」
「知らないと通り過ぎちゃう。誰も見ない。見てもらってこそのアートだから」(地元の人)

 相次いで発見される絵は、落書きかそれとも芸術か。行政はどう対応するのでしょうか。

 ガードレールを管理する日進市。市の担当者はあの絵をどうするのでしょうか。現場で初めて見た印象は。

「結構きれいに描けている絵だと思います。水をあげているメッセージはあるかもしれない」(日進市役所 土木管理課 林孝 課長)

 市が調べたところ、この絵は少なくとも2年以上前に描かれたといいます。

「落書きは消したりするのが基本ですが、予算もあるので、(ガードレールの)機能として問題なければ 、すぐに対処はしていないのが現状です」(日進市役所 土木管理課 林孝 課長)

 警察によると、ガードレールに絵を描くことは器物損壊の罪にあたる可能性も。

 あの絵はバンクシー本人が描いたのでしょうか。東京芸術大学の専門家に聞いてみると。

「描かれた場所、時期、図柄を考えると、バンクシーがこの時期に日本へ来て、とりわけ名古屋(周辺)に来て、描いたとは考えにくいですし、これまでバンクシーが描いてきた画風とも、随分違うかなという印象」(東京芸術大学 毛利嘉孝 教授)

 では、誰が何のために描いたのか。謎は深まるばかりです。

【中京テレビ 「キャッチ!」 3月22日放送より】

中京テレビNEWS

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