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平成が終わる前に考える、平成生まれの年金の話 年金追納の2つのメリットと手続きの流れ

3/25(月) 16:00配信

マネーの達人

平成も残すところ数か月となり、次の元号は何かと気になる所です。

ただ、それよりも平成に元号が変わり生まれてきた世代が気にしておきたい年金の話があります。

学生納付特例制度

日本には20歳から国民年金の被保険者となり、保険料の納付が義務付けられていますが、学生については申請をしていれば、支払いが10年間猶予される「学生納付特例制度」というものがあります。
大学まで進学した人はこの特例を利用したという方も多いでしょう。

そして、今年は平成が始まって生まれた人(1989年以降生まれ)が30歳を迎える年となり、その特例の支払いのリミットである10年を徐々に迎え始めるという事になります。

「追納」といって特例期間に猶予された分を後から支払う制度がありますので、まだ追納をしていないという方は期限切れになる前に追納する事を検討したいところです。

この追納にはどんなメリットはあるのでしょうか?

追納のメリット

追納する事によるメリットは2つあります。
(1) 将来の年金が増える
(2) 社会保険料控除で税金が安くなる
将来の年金が増えるというのはもちろん当然ですが、例えば今年30歳になる人でH20年から2年間この制度を利用していたとします。

その場合、追納する保険料はその時代の金額で納付しますので1万5170円/月となります。

この1か月の保険料を追納した場合には将来の年金額が約1624円/年増加しますので、2年間の追納をした場合には約3万9000円/年(1か月の保険料×24カ月)が増額になるという事になります。

この金額を多いか少ないかと感じるのは個人の価値観次第でしょうが、2年間の年金保険料総額が約36万4000円程ですので、受給開始から約9.3年で元は取れる計算となります。

現在の受給開始が原則65歳ですので、75歳以上長生きすればその分は支払った金額よりも多く受け取る事ができるという事になります。

さらに、追納には社会保険料控除のメリットがあり、サラリーマンの方は会社が計算してくれます。

なじみが無いかもしれませんが、国民年金保険料などの社会保険料は支払った相当額をご自身の課税所得から差し引くことができて、それにより税金が安くなるといった仕組みがあります。

もちろん、この追納した保険料もその年の所得から差し引けますので、申告すれば税金が還付されたり安くなるという事になります。

ちなみに、この社会保険料控除は実際に保険料を負担した人が控除できるという特徴があり、現在は専業主婦などで所得の少ない方やパートで扶養の範囲で働いているという方はご主人が負担した場合はご主人の税金が安くなるという事です。(親が子供の分を支払ったという場合でもこの仕組みは使えます)

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最終更新:3/25(月) 16:00
マネーの達人

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