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フォーミュラEのペナルティ基準に不満が続出。SNSで”場外バトル”も

3/26(火) 17:44配信

motorsport.com 日本版

 フォーミュラEのペナルティ基準が一貫していないとして、ドライバーたちから不満が出ている。三亜ePrixでクラッシュしたルーカス・ディ・グラッシ(アウディ)とロビン・フラインス(ヴァージン)は、ペナルティを巡ってSNSで”衝突”した。

【動画】三亜ePrix レースハイライト

 マシンに空力デバイスがほとんどなく、レースの大半が狭いストリートサーキットで行われることから、フォーミュラEでは平均的なシングルシーターシリーズよりも、多くの接触・クラッシュが発生している。

 シーズン5の第5戦香港ePrixでは、トップ争いをしていたアンドレ・ロッテラー(DSテチータ)に追突したサム・バード(ヴァージン)が、トップチェッカーを受けた後に5秒のタイム加算ペナルティを受け、6位に降格となった。

 これに対し、DSテチータのジャン-エリック・ベルニュは、この接触について”モータースポーツではない”と批判していた。

 第6戦の三亜ePrixでも、クラッシュやペナルティの審議が多発した。レース終盤、セバスチャン・ブエミ(日産・e.ダムス)とディ・グラッシ、フラインスが絡んだ多重クラッシュでは、ディ・グラッシとフラインスがリタイア、6番手でチェッカーを受けたブエミに10秒のタイム加算ペナルティが科せられ、8位に降格となった。

 この件について、ディ・グラッシはツイッターで自身の考えを明かした。

『今のフォーミュラEのペナルティがどれだけフェアじゃないか、はっきりしたと思う。ブエミは8番手を走っていて、フラインスとクラッシュ。それから僕をレースから追い出した。ブエミは6番手に上がったけど、10秒のペナルティを受けて、8位で4ポイントを獲得した。フラインスはブレーキングで動いたのに何もなしだ』

 このツイートに対し、フラインスは『僕の名前のスペルもちゃんと書けないのに、どうして僕がブレーキングで動いたなんて言えるんだろう?』と、皮肉たっぷりに噛み付いた。

 ディ・グラッシは、フラインスの名前を2回も誤って表記してしまったのだ(正しいスペルはFrijnsだが、ディ・グラッシはFrinjsやFrijsと誤表記)。

 一方のディ・グラッシは、さらに『ブエミは少なくとも、ポイントを獲得できないくらいの、重いペナルティを受けるべきだった』とツイートを重ねた。

 これに対しては、BMWのアントニオ・フェリックス・ダ・コスタが反応。以下のようにツイートした。

『チリで(チームメイトのアレクサンダー)シムスは30秒のペナルティを受けた。接触を彼が起こしたのか定かではなく、(シムスと接触してスピンした)エドアルド・モルタラが4位でレースを終えたのに』

『ロッテラーはチリで僕とベルニュをリタイアさせたのに、お咎めなしだ。今回、ベルニュはフルコースイエロー中にスピード違反をしたが、タイム加算ではなく罰金だった。ドライバーを責めているわけじゃない。一貫性が欲しいだけだ』

 アウディ・モータースポーツ代表のディーター・ガスも、自身のフェイスブックで三亜での状況について不満を露わにした。

「私は、三亜での結果に満足していない! ブエミのペナルティはペナルティではなかった」

「それは、ブエミが目の前の2台のマシンを排除する前に、彼がいたポジションに戻しただけだ。ペナルティはどこなんだ? ペナルティというよりも、招待状だ!」

「消化するのはとても難しい。(マシンをぶつけ合って最後まで走っていたマシンが優勝する)”デモリッション・ダービー”に分岐しないように、フォーミュラEは気をつけなければならない。いくつかの危険な先例が、すでにできている! 私は心配しているということを認めなければならない!」

 レース後のペナルティ・リザルト変更も多いフォーミュラE。すでにシーズン5を迎えているが、レース運営の点ではまだまだ改善が必要だ。

最終更新:3/26(火) 17:44
motorsport.com 日本版

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