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放送1070回、住民を後押し 益城町の臨時災害FM局が閉局

3/26(火) 21:06配信

熊本日日新聞

 益城町が熊本地震後に開設した臨時災害FM局「ましきさいがいエフエム」が26日、1070回目となる最後の生放送を終え、閉局した。2年11カ月の間、さまざまな情報を伝えて住民の生活再建を後押しした。

 町の防災行政無線が地震で被災。2016年4月27日、自宅や軒先など避難所以外で暮らす被災者にも情報を届けるため、町保健福祉センター内に災害FM局を開局した。

 当初は毎日放送。1日4回、町が用意した原稿を住民パーソナリティーが読み上げ、銭湯の無料開放や災害ごみの出し方などを生放送で紹介していた。その後は罹災[りさい]証明書発行の手続き方法などを紹介。昨年7月からは火曜と金曜の週2回の放送になっていた。

 最後の放送の冒頭では、西村博則町長が放送を聞いてきた町民にお礼。3人の住民パーソナリティーが、天気予報や今後進められる仮設団地の集約、被災者生活再建支援金の申請期限の延長などの情報を提供した。

 「皆さんのおかげで何とか続けることができました」と締めくくった後、住民パーソナリティーの木下知香さん(52)は「寂しい気持ちもあるけど、閉局は復興が進んでいる証し」、吉住英子さん(72)も「発信する情報でいろんな人とつながることができた」と振り返った。

 地震後、県内には1市3町で災害FM局が開設されたが、今回の閉局が最後となった。(立石真一)

最終更新:3/27(水) 10:52
熊本日日新聞

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