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無観客、車券はネット販売のみ 静岡・伊東温泉競輪、若者開拓へ初のミッドナイト開催

3/26(火) 17:03配信

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS

 伊東市の伊東温泉競輪が2、3月に静岡県内初のミッドナイトレースを開催した。夜9時から行い無観客で、車券はインターネット販売のみ。ネット世代の若者に競輪の楽しさをPRし、来場につなげる狙いもある。

 同競輪場では例年6回程度のF2開催が割り当てられるが注目度が低く、場外発売はほぼない。市競輪事業課によると開催3日間の売り上げは約1億9千万円。採算ラインに届かず、経費などを差し引くと約3600万円の赤字になるという。

 2月に初開催したミッドナイトは3日間で約4億4千万円を売り上げた。ネット販売手数料の増加分も含めた採算ライン(4億円)を上回った。他会場との競合が少なく、無観客のため警備員や輸送バスなどの経費も不要で、F2開催を黒字転換できる可能性が高まった。

 ただ、無観客レースに選手は複雑な表情を浮かべる。3月開催で先導を務めた大沼孝行選手(43)=静岡支部=は「売り上げ増加は賞金に反映されるのでいいこと」としつつ、「声援でもやじでも、お客さんの声が力になってきた」と話す。

 同市は新年度、ミッドナイトを2度開催する予定。新規ファンを開拓し、引き続き昼間開催のF2レースより高収益を見込む。市競輪事業課の福西淳課長は「競輪場は観光地の娯楽施設という側面もある。生のレースを見に来てもらうきっかけ作りにもしていきたい」と話す。



 <メモ>競輪レースの種類 グランプリ(GP)を頂点にG1、2、3、F1、2の六つのグレードに分かれる。実力に応じてS級(S、1、2班)とA級(1~3班)に分かれた約2200人の選手がしのぎを削る。A級選手のみが出場するF2レースは年間を通じて最も開催数が多い。ミッドナイトは2回開催で、F2の1回分に換算される。

静岡新聞社

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