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7月から故人の預貯金「引き出し」ルールが変わる 相続人の同意なしで銀行ごとに150万円まで可能に

3/26(火) 8:01配信

マネーの達人

亡くなった方の預貯金を引き出す場合、相続発生後、遺産分割前の預貯金の払い戻し手続きが必要です。

2019年7月1日の「改正相続法」施行により、この故人の預貯金の払い戻しについての取り扱いが変わります。

何がどう変わるのでしょうか。

改正前、改正後の変更点と手続きを解説します。

改正前(現行法での取り扱い)

遺産分割が終了するまでは、単独の相続人による故人の預貯金の引き出しはできません。

相続発生前であれば、夫名義の預貯金を夫から委任を受けた妻が単独で引き出すことは可能です。
  
ところが、相続発生後の場合、その預金は遺産分割の対象財産となる(2016年12月の最高裁判例より)ため、妻単独では(相続人全員の同意がないため)引き出しができません。

遺産分割が終了するまでは金融機関から引き出しはできません。

この場合の手続きには、次の1. と2. いずれも必要となり、相当の時間がかかります。

■1. 戸籍謄本を入手・確認し、相続人を確定する
一般的には、故人の出生から死亡までの連続した戸籍が必要です。

これが、極めて煩雑な作業です。

戸籍謄本の確認
(1) 故人に子供がいれば、故人の出生から死亡までの連続した戸籍で確認できます。

(2) 故人に子供がいない場合は、第2順位の直系尊属(父母、祖父母等)全ての死亡の確認(110歳位までさかのぼる)が必要です。

(3) 直系尊属が全て亡くなってる場合、故人のきょうだい、甥姪までが第3順位の相続人となり、その確認は、父方・母方ともに確認しなければなりません。

(4) 認知した子の記載は「続柄」ではなく「身分事項」に記載されます。

(5)「戸籍の連続」を確認しないと、認知した子、先妻(夫)の子等を見落としてしまいます。

(6) 戸籍は、本籍地を管轄する市町村役場にて取得しますが、遠方の場合は郵送で依頼することになります。

■2. 相続人全員の同意をとる

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最終更新:3/26(火) 8:01
マネーの達人

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