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南海電鉄2020年3月末で「みさき公園」事業から撤退 1957年開園・園長「無力感でいっぱいです」

3/26(火) 17:28配信

THE PAGE

南海電鉄2020年3月末で「みさき公園」事業から撤退 1957年開園・園長「無力感でいっぱいです」

 南海電鉄は26日、大阪府岬町で遊園地と動物園を併設する「みさき公園」の事業から、2020年3月末をもって撤退すると発表した。同公園関係者は今回の決定に際し「いろいろ努力をしてきたつもりですが、このような結果となり残念な思いと無力感でいっぱいです」と話している。同電鉄は「今後の同公園運営については、地元の岬町と協議していく」としている。

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1957年開園、開園時から動く西日本最古のジェットコースターなど人気

 同電鉄によると、みさき公園は1957年に開園。動物園と遊園地を併設しており、みさき公園駅のある南海本線沿線の大阪府内のファミリー層を中心に人気を集め、和歌山県からの来園者も多かった。

 また、1987年からは大型レジャープール「ぷ~るらんどRiO」を開設するなどし1989年度には年間来場者が72万人を記録。開園当初から動いている西日本最古のジェットコースターや、こちらも開園時から変わらない動物園のサル山など「昭和の雰囲気が漂う遊園地」として人気を博していた。

 しかし、近年、年間来場者数は減少傾向が続き、2017年度は約36万人となり、長期にわたり営業損益の赤字が続いていた。

南海電鉄「岬町とも十分に協議してまいりたい」

 これまでも再建策を検討してきたが、同電鉄は事業継続が困難と判断し、2020年3月31日をもって事業撤退を決めたという。

 同電鉄は、同公園について「長年、みさき公園をご愛顧くださいましたみなさまには、大変申し訳なく存じますが、何卒ご理解受け賜りますようお願いいたします。事業から撤退いたしますが、今後につきましては、岬町とも十分に協議してまいりたいと考えております」としている。

みさき公園関係者「無力感でいっぱいです」

 今回の撤退決定について、同公園の真貝征志郎園長は「60年以上の歴史を刻んできたみさき公園をもっと盛り上げていきたいという思いを持って、現場の私どもとしましては、いろいろ努力をしてきたつもりですが、このような結果となり残念な思いと無力感でいっぱいです。南海電鉄は事業撤退しますが、今後どうなるかについては決まっていないとのことですので、みさき公園として良い方向に行くことを願うばかりです」と話していた。

南海の撤退を知り、利用者から心配の声

 南海の事業撤退を知り、利用者からは残念な声が聞かれた。大阪府阪南市の60代の男性は「電車に乗ればすぐなので、小さい時に楽しんだ場所。子どもとも行ったし、今度は孫とも行く約束をしたところ。小さな子どもが安心して遊べる施設なので、これからも残してほしい。子どもたちにとっては、動物とも触れ合えるわ、ジェットコースターにも乗れるわで本当に楽しめる場所。思い出のある人も多いはず」と話していた。

最終更新:3/27(水) 9:07
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